2014 09,03 13:00 |
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アヤソフィア、ギリシャ語でハギアソフィア。その歴史は、360年まで遡れる。当時は、まだ東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルだった。コンスタンティノープル、ああなんという響き。歴史好きにたまらないね。 火災による焼失、反乱による倒壊を経て、現在の建物は537年のものだ。1400年以上経っているんだねえ。ブルーモスクと呼ばれるスルタンアフメト・モスクの青に対して、こちらは朱色がかっている。もともとはキリスト教寺院として建てられたが、1543年にオスマントルコの時代に壊されずにイスラム教寺院に改修された。その際に建てられたのが尖塔であるミナレット。不思議と、最初から設計されていたかのように違和感がない。まあ、現代人はこの姿しか見たことがないわけだが。 現在は、博物館になっている。こちらも大行列。すると日本語ペラペラのトルコ人がやってくる。今は大行列で午後には空くからそれまでうちの店で涼もうと言う。親日的トルコだから、あまり邪険にしたくないけれど、絨毯屋だった。日本で買うと90万円の絨毯が、今ここで買うと20万円。せっかくトルコに来たのだからと、記念に何か買って行くべきと、ものすごくしつこい。iPhoneで日本に行った時の写真を見せる。そこには、日本の家族と写ったもの、日本の有名人と写った写真がたくさん。それを見せれば信用すると思ったのかな。本当に親切で90万円の絨毯を20万円で買えることを知らせたかったのかもしれない。でもねえ、観光旅行で来ているんであって、いきなり何十万円もする絨毯なんていらないよねえ。そんなお金持っていないと言っても、クレジットカードも使えるから大丈夫とか、ものすごく商売熱心。買う人がいるから熱心なんだろうねえ。観光で何十万もする絨毯はいらないよねえ。 で、アヤソフィアの行列に並ぶ。ふと横の看板を目にすると「Avoide the queue, use KIOSK」とある。列の側に入場券の自動販売機があった。そこには、2、3人しか並んでいない。対面販売の窓口は、何百人って並んでいる。とっても不思議だったけど、自動販売機に行ってチケットを買う。なんと、自販機の前にも係員が居て操作の説明をしてくれた。 クレジットカードも使えて便利。あっと言う間にチケットが購入でき、大行列の人たちを不思議そうに眺めながら館内へ。 内部は修復中だったけど、何百年と時を経ても色あせない意匠の素晴らしさに圧倒された。 いろんな色の石、マーブルな石と円形を配したデザインも秀逸。 塗られた漆喰の下から出てきたキリスト教の絵画。 ステンドグラスも美しい。 いかにも中世っぽい回廊。この右横にある入り口に階段があり2階に上がることができる。 2階も天井が高くそして広い。ここは博物館らしい展示がある。 キリスト教的世界とイスラム教的世界が共存している、とても不思議な空間だ。 2階からの眺め。人々が小さく見える。かなり高いんだね。 出口付近にあるモザイク画。出口の背面にあるため、気づかずに出て行ってしまう人が多いため、出口上に鏡が取り付けられており、それを見て後ろを振り返れるようになっている。 |
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