2014 05,23 14:30 |
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ホテルで着物に着替えてから、高山の古い町並みが残る地域に繰り出してみた。このために出張なのに着物を持ってきた。
まずは、高山陣屋へ。陣屋とは、江戸時代に郡代・代官が治政を行った役所のこと。屋敷の中には、お白洲の場もあり、裁きも行なわれていたのか。もともとは、高山を治めていた藩主の下屋敷だったそうだが、飛騨が江戸幕府の直轄領になったため、その屋敷を陣屋に改築したらしい。なんと現存する陣屋建築は、ここ高山ただひとつらしい。 一般的に3万石以下の城を持たない大名が陣屋を持ったため、質素で簡素なものが多く、明治になって簡単に破棄され更地にされ別の建物が建つなど、高山以外は全てなくなってしまったとのこと。 確かに広いんだけど、質素な感じ。まあ、調度品が何も置かれてないからそう感じるのかもしれないが。 こういう場所は、やはり着物で。ここ旅館にして、着物で宿泊できたら江戸時代にタイムスリップしたみたいでいいなあ。 奥の蔵は、現在資料館になっている。資料保護のために撮影禁止となっていたけど、明らかにカラーコピーした資料もたくさん展示されてたけどねえ。 復元された部分もあり、江戸時代の陣屋建築を今に伝える貴重な遺構だ。ただ、確かに質素で館内にそれほど驚くべきものはない。広いお屋敷という感じ。滋賀の草津にある本陣建築の方が建築的には遥かに興味深いものだったなあ。 高山陣屋 高山市八軒町1-5 |
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