2009 04,15 23:24 |
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珍しい噺を聴くこの会。まだまだ聴いたことない噺ってあるんだなあ。今日も三席とも初めて。会場には、ラッキーさんも。
松幸 「寿限無」 明るく「寿限無」。そろそろ歌や踊りも観てみたいな。 談幸 「いが栗」 どことなく愛着がわくタイトルだけど、いが栗頭の坊主の亡霊が、美しい娘を苦しめるというとんでもない話。鼠に関するまくらと昔のその対処法がサゲに。 談幸 「にゅう」 馬鹿でとんでもない奉公人の表情がたまらない。 談幸 「親売り」 これは、今年前半最大の収穫だ! 「親を売ります」の新聞広告、ちょっとシュールな始まりに、だんだんと切ない人情噺に。周りですすり泣く人も多かった。そして映画のようなどんで ん返し、それに加えてちょっと非情なサゲ。談幸師匠も「こんなに良い話で、このサゲは無いよねえ」と言っていたが、僕は、かえって良心の塊のような主人公 の非情な最後の台詞が、なんとも人間の心の裏腹と悲しい本性が描き出せていて良かったと思った。 こういう人間のエゴ剥き出しの噺、好きだなあ。もっと高座にかけてほしい噺だと思った。 |
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