2013 10,29 23:59 |
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ここは、やっぱり落ち着くなあ。そして、演者と観客の抜群の距離感がたまらんね。 志ん陽 「だくだく」 志ん陽師匠って、らくごカフェだとまくらがちょっとエロくなるよねえ。もうエロックマな感じ。しかし、何を言ってもほんわかして許せてしまう卑怯な風貌だなあ。 間抜けな泥棒とすっとんきょうな主人公の楽しい高座に仕事の疲れも癒される。 三之助 「らくだ」 旅する噺家、今日はいったいどこの空?という感じで、忙しく飛び回っているよね。 長講の「らくだ」の時でさえ、いつも通りの長いまくら。(笑) 大作熱演という感じだったね。三之助師匠であれば、もっともっとそれぞれの登場人物の描写に期待してしまうなあ。酔っぱらってもう1つの人格に変貌する屑屋は流石だったが、他の人物に対してはさらなるものを求めてしまう。彼なら、もっと人間の内面に潜む感情までも表現できるからね。次回、次々回とさらなる期待を抱かせる高座だった。 志ん陽 「素人義太夫」 義太夫好きの主と店の奉公人とのやりとりが最高に可笑しい。人間というものは自分さえ良ければいいというのは、今も昔も同じこと。落語って笑いながらも人間への洞察がすごい。古今亭は、サゲまでやらずに「寝床」にならない志ん生師匠のバージョンで演じることが多いね。 終演後は、久しぶりに両師匠、らくごカフェのスタッフと話しこんでしまいタクシー帰りに。店主青木さんとも久しぶりに話せたよ。青木節健在で良かった! |
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