2013 09,20 10:00 |
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船を降り、旅は終わるはずだった。昼頃下船して、そのまま空港へと思っていたのだが、船を降ろされたのは朝の8時30分。空港に直行したらものすごく時間を持て余す。しかし、大きなスーツケースを持って観光なんてできない。港に荷物を預かってくれそうなところはなく、空港に行ってもまだチェックインできないし、どうしようかと悩んでいた。
港のターミナルの出口の所に、なにやら臨時カウンターが出ている。「お荷物をお好きな場所に届けます」とのこと。空港でも、ホテルでも、荷物を預かって指定の時間に届けてくれるというのだ。なんて便利。でも大丈夫かなあ?ちょっと不安だったけど、巨大な荷物をいくつも持って旅をしている欧米の旅行者が躊躇なく預けていたので、利用してみることに。 DW Consignaというサービス会社。スーツケース1つ10ユーロだった。受け取り時間もちゃんと希望を聞いてくれた。スーツケースを空港まで届けてもらうことにし、港で大きな荷物とお別れ。なんという解放感。これでもうちょっと旅が続けられるぞ。 急いでタクシーに乗る。行きは、タクシーの運転手さんが英語を話せたので、問題なかったが、今回はダメだった。カタルーニャ音楽堂に行きたかったのだけど、スペイン語の名称を覚えてきていなかった。「Music Hall」が通じない。うーん、なんていうのスペイン語で?「ムジカ?」と言ったら、なんか合点が行ったみたいで、タクシーが走り出した。 とっても不安だったけど、無事着いた。料金もメーター通り、本当にバルセロナのタクシーはいいなあ。 今回は、あきらてめいたんだよねえ。ここは、1時間コースのガイドツアーしかないから、時間が合わないと上手に観光できないんだ。スペイン語、フランス語、英語のコースがあるから、ちょうどいい時間に英語のツアーが無いと随分待つことになるからね。 運良く、20分後に英語ツアーがスタートということでチケットを購入。 この建物を設計したのは、船に乗る前に宿泊したホテルと同じ設計者のリュイス・ドメネク・イ・ムンタネー。どうしても中を見学したかったんだよね。 劇場の入り口手間にあるカフェ。コンサートの前にここでコーヒーやお酒なんて、もうその時点で感激だ。 劇場内への階段。実は、ここを上がる前に地下の小劇場に案内される。そちらでまず、劇場の歴史、出演した大御所達のインタビューなどドキュメンタリー映像を視聴する。出て来る人が豪華なのでこれも楽しめる。 憧れの建築の中についに入場。ここでコンサートが聴けたら、どんなにか素晴らしいだろうか。 天井のステンドグラス、すり鉢みたいに突き出ていたんだねえ。 美しすぎる。よく見ると人間の顔もあったのだね。 巨大なパイプオルガン。現在は、コンピューター制御で演奏できるみたいで、デモをしてくれた。この音楽堂の音響の良さも体感できたよ。 一階席から後方を見上げる。柱の上から花が咲いたような素敵なデザイン。 説明してくれたお兄さん。とっても丁寧で、冗談を交えながら面白かったよ。ネクタイも素敵。 上のお兄さんが、「髭のおじさんは、スターリンじゃないよ」って言ってた。(笑) 客席内に今にも飛び出して来そうな彫刻群もすごい。 待合室も素敵。ステンドグラスがちょっと和なデザイン? HDRアートモードで、この眩い世界をお楽しみあれ! 今度、バルセロナを訪れることができたら、ぜひここでコンサートを鑑賞したいものだ。 PALAU DE LA MÚSICA CATALANA C/ Palau de la Música, 4-6 - 08003 BARCELONA
93 295 72 00 |
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