2013 09,18 11:19 |
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世界遺産に登録されているチュニスの旧市街メディナ。ヨーロッパの街のような新市街とは対照的に、ここはアラビアの風情が漂う。チュニスは、もともと古代フェニキア人が開いたカルタゴだったが、ローマに滅ぼされ、その後アラビア支配になった7世紀頃からメディナの形成が始まった。現在、ここは13世紀の姿をとどめているらしい。 迷宮のようなメディアを彷徨いたいという希望は崩れ、まずは土産物屋に連れて行かれる。 チュニジアを代表する陶器。あら、美しい。欲しかったけど、割れ物を持って帰るのは面倒なのであきらめた。値段もいくらか分からないし、聞いたところで相場が分からない。アラブでの買い物は、交渉が必要。 真ん中の皿には、かなり惹かれた。これ、孔雀をデザインしたもの。全部、手描き。ぱっと見ると奇麗だけど、凝視すると意外と粗い。日本の陶器のクオリティーと比較するとちょっと劣るねえ。 高いんだか、安いんだか分からないアクセサリー。 その後、店の三階へ通され絨毯をこれでもかと見せられる。 まあ、店員の英語がお上手。ジョークも面白い。慣れてるな、お主。部屋の扉は閉められ、買うまで出さないぞ的な雰囲気へ、右のおじさんの後にある絨毯を西洋人の夫婦が買っていた。「どうやって持って帰るの?船便で別送?」に、「小さくたためるから大丈夫」と折りたたみ、土足でこれでもかと踏んづけて、あらまあスーパーでの買い物袋に収まる大きさに。日本人の感覚だと売る商品を土足で踏むのはどうかと思ったけど、外国では土足で家に入り、土足でこの絨毯の上を歩くからいいのか。 素敵な絨毯だとは思ったけど、靴を脱ぐ文化の日本人にしてみると、かなり毛が硬い感じがした。また、これだけの大きさのものを敷くスペースは、うちにはないなあ。(笑) 頼んでもいないのに、次から次に絨毯を広げてくれ、その上を土足で歩き回るよ。 今回は、30人くらいのツアー人数がいたので良かったけど、少人数でここに閉じ込められたら嫌だなあ。 その後、自由行動かと思いきや香水屋に向かうという。行きたくない人は、自由行動で集合場所はここねということに。指定場所に戻れるか不安だったので、とりあえず香水屋にも行ってみる。チュニジアは、ジャスミンが有名で、香水もジャスミンの香り。とてもいい匂いだった。1本10ユーロが今日は3本で20ユーロとのこと。これはお買い得だったのかな? エジプトでも香水は有名で、芸術的な香水の瓶に入れてくれて売っていた。ここでもそれらしい香水瓶があったけど、カイロで見たものに比べると出来が悪かったので、パスして自由行動へ。 スーク(市場)内は、屋根があり雨の日でも買い物ができる。アーケードって昔からあったのね。この屋根と石畳は、13世紀まで遡れるのか? メディナのランドマークであるグランド・モスク。チュニジア国内で2番目に古くかつ大きい。9世紀に完成したモスク。 チュニスの猫 もっと彷徨いたかったけど、土産物売りの攻勢がものすごい。次から次にやってくる。ゆっくり見てられない。帽子を勝手に頭に載せて来る、腕輪を勝手に腕にはめてくる、ネックレスを勝手に首にかけてくる、もう振り切るのが大変。同じ船に乗っていたイギリス人の気の弱そうなおじさんは、ネックレス売りの猛攻撃に合っていた。奥さんにプレゼントと言われ、「女房はいない」と答えてたけど、結局買わされてたね。しかし、夜、船内のレストランで見かけたら、夫人と同伴だったよ。嘘つき。 |
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