2013 09,13 18:06 |
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ホテルをチェックアウトしてタクシーでバルセロナ港へ。タクシーの運転手さん、片言の英語だったけど、なんとか通じた。いろいろ運転手さんに質問されながら港へ到着。
今回乗船する船は、イタリアのMSC Preziosa(プレチオーサ)。約13万トンで客室数1751、最大乗客数4345名の大型客船。まさに動くホテルだ。 船旅って何百万円とか何千万円の世界で自分とは無縁と思っていた。5月に会社の同僚が同じMSC社の船でクルーズ旅行をしており、値段を聞いたら「一週間で10万円くらい」と言うので驚いた。 クルーズにはおおまかにカジュアル、プレミアム、ラグジュアリーの3カテゴリーがあり、カジュアル・クルーズは欧米では日常的なレジャーの1つのようだ。もちろん乗船地までの飛行機代はかかるが、3食付いて、移動もでき、ショーや様々なアトラクションを無料で体験できてその値段ならむしろ朝食しか付かないホテルに何泊もするよりは安いと言っていい。 ちなみにHIS系列のクルーズプラネット社によるカテゴリーの内訳は、こんな感じ。 <カジュアル> MSCクルーズ コスタクルーズ ロイヤル・カリビアン・インターナショナル カーニバル・クルーズライン ディズニー・クルーズライン スタークルーズ <プレミアム> ホーランド・アメリカライン プリンセス・クルーズ セレブリティ・クルーズ 商船三井客船 日本クルーズ客船 <ラグジュアリー> シーボーン・クルーズライン シルバーシー・クルーズ リージェント・セブンシー・クルーズ クリスタル・クルーズ キュナード・ライン 郵船クルーズ ランクが上がると船の規模は小さくなるが、客室は広くなり、乗客数を絞る一方、船員やスタッフは増え、乗客へのケアが手厚くなる。またカテゴリーが上位になるほどクルーズ期間が長くなり、乗客のタキシードやドレス率が高くなる傾向があるそうだ。 船旅というとキュナード社のクィーン・エリザベスや郵船の飛鳥Ⅱを思い浮かべてしまうため高額なイメージがあったのだ。 数あるカジュアル・クルーズ、特に人気の地中海は複数の客船会社が就航している。そこからMSCを選んだ理由は、同僚が乗船して良かったと言っていたこと、寄港地のどこからでも乗船できること、なかなか自力で行くのが難しいチュニジアに寄港するプランがあったこと、そして何よりも今年3月に処女航海を迎えたばかりのピッカピカのPreziosaに乗船したかったからだ。 港に着くとスーツケースは別途係員に預ける。荷物検査の後、キャビンまで届けられる。 次は、チェックイン。ここで乗船券とパスポートをチェック。顔写真を撮影し、クレジットカードを登録。クルーズ・カードを受け取る。船内の精算は、全てクルーズ・カードで可能となる。またクルーズ・カードは客室の鍵でもあり、また乗船/下船時のIDとして使われる。 バーコードを翳すと顔写真がディスプレーに表示される仕組みになっていた。乗船/下船時は必ず顔写真が確認された。船内の精算に使うため頻繁に出し入れする。ストラップに入れ首からかけていると便利。せっかくなのでロゴショップで船名が書かれたものを購入した。 乗船前に記念写真の撮影。ここだけでなく乗船中、船内でたくさん写真を撮られる。写真は船内に貼られ購入できる。ディズニーランド方式。(笑)ただ、最初から印紙されているので無駄が多いなあ。 甲板に出て、出航。海は穏やかで奇麗。冬は時化るみたいだけど。 全くと言っていいほど揺れを感じない。 船内最初のイベントは避難訓練。ライフジャケットの使い方を学び、緊急時の避難経路/集合場所を確認する。座礁事故を起こしたコスタクルーズでは、甲板で整列などもっと徹底した訓練らしい。まあ、それでもビデオを見るだけの航空機よりは実地訓練的要素がある。国際法で義務づけられていて、乗客は全員必ず参加しなくてはならない。 グランドピアノがある吹き抜けのメインロビー。 キャビン。バルコニー付きにした。内側キャビンだと1000ドルを切るものがあったけど、せっかくだから海を眺め潮風にあたりたいよね。船代金はドル建てだった。内側、海側窓のみ、海側バルコニー付き、また階数や時期によって料金が変わる。宿泊したキャビンは、バルコニー付きの11階(客室の最上階は13階)でタリフ料金は3000ドル(1室2名の一人料金)だったが、早期申し込み運賃で1600ドルだった。いつまで早期割引運賃なのかと尋ねたら、残りの客室数で推移するとのことだった。正規料金の二人で6000ドルだと値ごろ感は薄れるが、早期割引運賃だととってもリーズナブル。 さてさて、どんな旅になるのやら。初の船旅がスタート! |
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