2013 07,30 22:09 |
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千葉県出身の噺家の会。一年に一回だけど続いているなあ。来年も決まっているし。過去の日記を見てみたら、初回は、「せんのは六人衆」で仙志郎さんもメンバーだったのになあ。あと、日本舞踊もあり、ローカルな感じがして良かったけど。(笑)
小はぜ 「子ほめ」 今日の前座さん。初めて拝見。はん治師匠のお弟子さんということで、それなら間違いないね。そしてお上手。 鏡太 「錦の袈裟」 なんなんだろう、この人は。はっきり言って今日の前座さんより落語が下手。稽古してんのかな?あえて下手な落語で笑われたいタイプなのかな? 一之輔 「鈴ヶ森」 久しぶりに一之助師匠の高座を拝見。やっぱりこの人は天才だよなあ。もう縦横無尽、才能が溢れ過ぎて次から次に出て来ちゃう感じだ。この「鈴ヶ森」も今や喜多八師匠か一之輔師匠かだね。この二人以外のは、もはや聴けなくなるくらい独自の世界観を作り出している。文句なく、何から何まで可笑しい。 吉幸 「洒落小町」 このネタは、吉幸さんと談慶師匠でしか聴いたことないなあ。こんな女、絶対嫌だというのがひしひしと伝わってくるのは、キャラクター設定がきちんとできているからだろう。ガチャガチャお松の憎たらしさ加減ときたら、これまた吉幸さんの右に出る者がないくらいはまっている。ガチャ松マシンガントークは、筆聴だ。 馬治 「天狗裁き」 オーソドックスで噺家らしい安心感はあるのだけど、三之助、一之輔、吉幸がパワー炸裂で強烈な個性をぶつけてくるのに対して、地味で大人しくこのメンバーの中では霞んでしまう。何かプラスアルファが欲しいね。 三之助 「猫の災難」 そこはかとない可笑しさと、ジワジワと湧き出ていつまでも笑ってしまう、なんとも柳家らしい世界観と面白さを一番引き継いでいるのは、三之助師匠だと思う。人間の普遍的な可愛らしさと憎らしさと稚拙な狡猾さを本当に上手に表現する。登場人物は、それぞれ本当に市井に実在するかのように生き生きとしていて、愛らしくて、まるで本当に人間と会っているようだ。江戸時代にタイムスリップして、人々と触れ合う、それが三之助師匠の高座だ。 今日は、浴衣を着て、国立演芸場に出かけたよ。 |
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