2013 07,17 23:59 |
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前日に引き続き落語。日暮里のサニーホール、コンサートサロンへ。一番お知り合いが多く、アットホームで落ち着く会だなあ。
馬吉 「大山詣り」 前日にらくごカフェで会っていたので、今日のシークレット・ゲストが馬吉さんだと知っていた。(笑) 久しぶりにおばちさんにも会え、そのことを告げると「ラッキー」って喜んでいた。 「大山詣り」は、あんまり好きな噺じゃないんだけど、不思議と聴き入ってしまった。惹き付ける何かがあったんだなあ。この会、二つ目ゲストにも大ネタをかけることが許されているというか、任せているというか、とってもお得な気分。 三之助 「備前徳利」 本編と同じくらいの長さのまくらは、もはやこの会の名物。皆、これを楽しみにしている。 このネタおろしにはびっくりでもあり必然でもあり。 今やなかなかかける噺家の無いこのネタ。僕も10年以上前に小三治師匠で、最近では談幸師匠でしか聴いたことがない。さしたるクライマックスもなく、大笑いできる噺でもないが、父と子の情愛と酒好きの父の化身である徳利がなんとも情けない結末を迎えるサゲにそこはかとない可笑しさと悲哀がある。こうした何でもないけど、何故か心に残る噺で観客を魅了することができたら素晴らしいね。小三治師匠の弟子である三之助師匠が、この噺に挑んだのはとっても嬉しい必然だ。 三之助 「船徳」 夏のネタ。三之助師匠の「船徳」は、3年前のらくごカフェとせんのはの会で聴いていた。久しぶりにかけたそうだけど、楽しい高座だったなあ。いい加減な若旦那の船頭、叱られると思って渋々やってくる若い衆、船に乗るのが嫌なちょっと気障な客、どれも登場人物がいきいきとしていて可笑しい。 三之助師匠の高座の魅力は、こうした登場人物か本当にそこにいるかのような、またその人たちに会いたくなるような想いにさせてくれるところだなあ。 終演後、打ち上げ。雨模様だったので、今日は帰った常連も多く、こじんまりと打ち上げる。 それでも話は尽きず、結局終電。久しぶりに楽しく飲んだなあ。 |
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