2005 02,06 22:30 |
|
脚本が良くできている。ジェフリー・ラッシュが、気味が悪いほど上手。性格俳優だったピーター・セラーズ、「人間という殻だけで、中身はいつも違う人格が入りこみ、本当のピーター・セラーズは、誰だか分からない」と自ら語る台詞に胸がいたくなる。
エミリー・ワトソン、シャーリーズ・セロン、ジョン・リズゴーと、共演者も豪華。あまりに子供じみたピーターに翻弄されていく登場人物が悲しい。 この映画、ピーター・セラーズの映画を観ていないと面白くないかも。挿入される「博士の異常な愛情」や「チャンス」のシーンは、その映画を観ていないと何だか分からないが、観ていると最高に可笑しい。特に、ドクター・ストレンジ・ラブを演じる、ジェフリーは、ピーターが乗り移ったようで怖い。 スタンリー・キューブリック、ブレーク・エドワーズ、ソフィア・ローレンと超有名な人物との交流が、いったいどこまで本当なんだろうと全くもって可笑しい。 何は、さておき圧巻は、ジェフリー・ラッシュで、ピーター・セラーズにそっくりというよりも、ピーター・セラーズばりにこの映画で何役も演じるのが素晴らしい。 ちょっと冗長だが、ピーターの映画を観ている人なら、最高に楽しめる。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|