2013 05,01 19:00 |
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スターワールド・ホテルからシャトルバスに乗りマカオのフェリーターミナルへ。15分後に出発する「香港行き」フェリーがあったので急いで切符を買う。出国審査を抜け、待ち合い室へ。その手前に切符を見せるところがある。前に並んでいる人が、「Window side, please」と言っていた。切符には何も書いていないけど、やはり指定席なのかと思い、僕も窓側席を希望してみた。無表情で数字の書いてあるシールを剥がし切符に貼った。なんと、座席番号を毎回手作業で切符に貼っているのか。驚いた。チケットは、電子で発券されるのに、そこはマニュアルなんだ。予約システムを作ってあげたくなったよ。
往路より奇麗な船だった。帰りも揺れずに香港へ。あれ、来た時と風景が違う。香港島の摩天楼が目の前に迫っている。うーん、良い眺め、なんて言っている場合ではなかった。乗る船を間違えたのだ。宿泊しているホテルは、九龍半島にある。マカオから「九龍行き」に乗らねばならなかったのだ。まあ、違う国に行ったわけではないので、大した問題ではないのだが、ここからまた地下鉄に乗って戻らなければならないのが面倒だ。 さらに船着き場から入国審査ビルまでがこれまた人、人、人。九龍行きは30分置きだが、香港島には15分置きに船が着く。前の船で来た人の入国審査が終わらないうちに次の船が到着する。おまけに列の並ばせ方もいい加減。入国までに40分くらいかかった。 へとへとになって外に出る。そこは上環地区。ここから地下鉄に乗ることができるが、せっかくので香港島をちょっと散策。 香港島には、トラムが走っているので、こちらの方が旅情あふれる感じだ。それぞれいろんな広告を載せていてデザイン的にも面白い。日本でもそうだけど、市電の走る街は好きだなあ。 香港らしい通りを歩く。周辺は、ビジネス街が近いせいか、メーデーで休日の今日は、閑散としていた。 こうした町並みがだんだんと無機質なビジネス街へなってくると中環だ。 海外の高級ブランドがひしめく。金融と海外企業の支社が集中するこの辺りは、東京だと丸の内のような雰囲気。行政機関も密集しているので、どことなく上品な雰囲気が漂う。ランドマークという商業ビルは、洒落てモダンなセンスに溢れていた。 手前のビルは、香港上海銀行。HSBKの看板は、東京でもよく見かける。奥のスネークキューブみたいなビルは、ライバルの中国銀行だ。 このビルの前で、地元のおばさんが英語で話しかけてきた。「迷っているの?」というので、「ここから地下鉄に乗ろうか、もう一駅歩こうか迷ってる」と答えると「It's up to you」と言われた。まあ、そりゃそうだね。 それから、「カメラ買うなら、7日間以内は返品可能なとこで買ってね。そこは大丈夫。そうじゃないところは怪しいわ。あ、香港は初めて? あ、そう、じゃヴィクトリア・ピークはぜひ行ってね。ケーブルカーの乗り場は、ここからすぐよ。ヴィクトリア・ピークからは香港島と九龍半島の夜景が両方見られるのよ。これが香港の100万ドルの夜景なのよ。あ、尖沙咀には観光客相手の怪しい店も多いから気をつけてね。特にカメラを買うときは、7日間返品保証かどうか必ず確認してね。あとねえ、男人街も行ってね。安くて面白い香港土産が手に入るわ。あ、カメラは偽物を買わないように気をつけてね。必ず7日間返品保証を確認してね」 とまあ、おしゃべりが止まらない。僕は、首から買ったばかりのCANONの一眼レフカメラをぶら下げているにもかかわらず、「カメラの買うなら7日間返品保証のお店でね」って何回言うだよーと思いながら笑顔で聞いていたよ。 |
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