2013 03,30 23:59 |
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柳家三之助師匠の独演会。今回は、土曜日開催ということで、岩手から、長野から、静岡からの友人達にも会うことができ、良かったなあ。久しぶりにこぶちゃんにも会えたしねえ。そういった意味で嬉しい会だったな。 土曜日開催ということで、いつもより1時間早い開演。でもきっと終演時間はいつもと同じなんだろうなあという疑念を誰もが抱きつつ、会の幕開き。 時松 「王子の狐」 シークレット・ゲストは、時松さん。これまでどちらかというと二つ目成り立てな方が多かったけど、ある意味僕の中ではすでにビッグ・ネーム。いつ真打の声がかかっても可笑しくないよね。 化けた狐の艶っぽさ、あけっらかんと飄々としたずる賢い人間の男。軽妙で可笑しさ溢れる楽しい高座だった。王子稲荷に行ってみたくなったよ。 三之助 「千早降る」 何度も聴いているけど、面白いねえ。同じ噺を何度聴いても惹き込まれてしまうのが落語の魅力。まあ、全く惹き込まれない噺家もいるので、やはり三之助師匠はすごいと思うよ。登場人物がみんな好きになってしまう、そうした表現力を持つ素晴らしい噺家だね、三之助師匠は。 三之助 「居残り佐平次」 落語の中の名作の1つであると思うが、多分、生で最後に聴いたのは20年以上前の小三治師匠のだと思う。何故か、僕が贔屓にしている噺家さんはなかなかかけてくれなかった。まあ、もともとのサゲが現代では分かりにくいというものもある。昔に聴いた小三治師匠のサゲも「仏の顔も三度」だった。 さて久しぶりに聞く居残りは、ネタ卸しとは思えぬ良い出来だったよ。とにかく主人公の描写が素晴らしい。こんな人が本当にいて、その本人が江戸時代からタイムスリップしてきて喋っているような、本人と対話しているようなそんな気分になった。佐平次が、だんだんと人に好かれていく様が本当に楽しい。 抜けてしまった鰻のエピソード。鰻の荒井家は、つい最近まで品川に本当にあったお店で、以前その近所のビルに常駐していたので、お昼休みに前を通る度に、「居残り佐平次」を思い出していた。 終演後は、打ち上げ。過去最大人数での打ち上げとなった。土曜日で翌日休みだからかな?結局いつもと同じ時間まで飲んでいたから、いつもより長〜く飲んでいたのだね。次回は、5月22日(水)19時30分開演。また日暮里で会おうね。 |
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