2008 07,09 22:31 |
|
三之助さんの独演会へ。日暮里に会場が移ってから、初めて遅刻せずに間に合った。「卒業」は、これで卒業だ。
三之助 「金明竹」 まくらで札幌の会に東京から来た人の話をしていた。なんか気恥ずかしい。 三之助さんの「金明竹」は、何度も観ているが、相変わらず松っちゃんが可愛いく、小憎らしい。どの登場人物も生き生きしていて楽しく、惹きこまれる。 三之助 「長短」 この噺は、分かりやすく単純だけど、それだけに難しく深い。年季の入った落ち着いた渋みを出す年配の噺家さんがやるのがまあ可笑しいが、それでも三之助は、果敢に挑戦していた。どちらも愛すべきキャラクターになっていたし、この噺は、これからきっともっと良くなるね。まあ、彼は才能があるので、今後、この噺に会うのが楽しみだ。 三之助 「青菜」 まくらでも落語には、季節感があると言っていたが、それが毎年同じ噺で客を惹きつける一つの魅力だろう。夏になると西瓜が食べたくなるように、「青菜」が聴きたくなるものだ。 今回、でもちょっとテンポが崩れていたなあ。前半の「静」の部分がもう少し爽やかで落ち着いた風情が出てくるとよかったなあ。後半、暑苦しい「動」の部分では、一転パワー全快でおおいに楽しめた。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |