2012 10,16 23:45 |
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このところ日本のあちこちで会を開いている三之助師匠と真打昇進披露興行真っ最中の志ん陽師匠、どちらも今乗りに乗っているね。
志ん陽 「碁泥」 これはすごく拾い物。最近、あまり聴けない噺だからねえ。まくらでの楽屋での将棋話も面白かった。志ん八さんって負けず嫌いなんだね。 碁に夢中になっていく二人のやり取りが可笑しく、楽しい。 三之助 「五人廻し」 圓菊師匠の思い出と三之助の名前の由来のまくら。へえ、そうだったんだあ。 「五人廻し」は、新たな十八番の予感。登場人物全てが愛らしく憎めなく可笑しくて(でも気持ち悪くもあり)、とっても魅力的。こんなにも楽しい噺、五人だけでなく、もっともっと観ていたい。 志ん陽 「蜘蛛駕篭」 こちらもすごく楽しい。三之助師匠同様、次々に現れる登場人物は、どれも魅力的。表現も表情もそれぞれに惹き込まれる。この間、末広亭で聴いたばかりだったけど、何度観ても面白いね。これこそが落語の魅力なんだと思う。落語をここまで魅力的にできるのは、志ん陽師匠の技量と努力の賜物なんだろうね。でもまだついつい「朝太さん」って呼んじゃう。まだ慣れないなあ。 披露目のトリも堂々とこなし、どんどん実力とパワーを付けている感じが伝わってきたな。 |
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