2012 09,30 18:37 |
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子供の頃観た時は、怖くて怖くてしょうがなかったけど、今観てもやっぱい怖いなあ。何度も観ている映画なので、展開は全て分かっているのに怖い。すごい映画だよねえ。
子供の頃は、分からなかったけど、そうそうたるメンバーが作品にかかわっている。製作は、ウォルター・ヒル、当初自分で監督するつもりだったそうだけど、新人のリドリー・スコットにやらせることに。そしてこれが、彼の代表作となる。脚本は、ダン・オバノン、その後も「バタリアン」とか「ブルーサンダー」とかアイデアがいい作品を書いているけど、これがやっぱり傑作だよね。そもそも脚本では、リプリーは男性をイメージしていたとか。 音楽は、ジェリー・ゴールドスミス。この人は天才だよなあ。すごく心に残る美しいメロディーというよりは、チャールトン・ヘストンの「猿の惑星」とか、不思議な旋律で異空間を作り出すのがすごい。演出もあるけど、彼の音楽が一層映画を怖くしている。 そして、なんと言ってもエイリアンをデザインしたH.R.ギーガー。映画史上最も恐ろしく、そして最もクールなクリーチャーを創造した。 シガーニー・ウィーバーがこの映画でスターの仲間入りをしたけど、すごいのはイアン・ホルムだね。「炎のランナー」より、断然こっちの演技がすごいわ。なんかずっと優しげなおじさんのイメージがあったけど、この作品ではクールでちょっとかっこいい。そして実は恐ろしい。 とまあ、当時無名な人もいたけど、それぞれにその頃の最高の才能が集まって、ものすごい映画ができたよな。宇宙空間の宇宙船という閉塞感がいいんだろうな。エイリアンが飛び出す食事のシーン、蒸気と光と闇が交錯する中に現れるメタリックなエイリアン。何度観ても惹き込まれるし、何度観ても怖い、怖い、怖い。すごい映画を作ったものだ。 その後、何作か続編が作られたけど、どれもこの第一作を越えられないね。栗5つ。 もう何度でも映画館で観たいよー。 午前10時の映画祭、TOHOシネマズみゆき座にて。
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コメント |
この予告がカッコいいね。
【2012/10/0318:33】||のんだくれ#5cfcf98cfa[ EDIT? ]
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この予告、カッコいいのだ。
【2012/10/0322:26】||栗坊#294e587dc9[ EDIT? ]
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