2012 09,21 22:36 |
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いよいよ始まった。落語協会真打昇進披露興行が上野の鈴本演芸場を皮切りに50日間の大興行が始まるのだ。今回昇進した朝太改め志ん陽、菊六改め文菊の両師匠は、交代でトリを務め50日間出演する。 やっぱり真打昇進披露興行は、独特の雰囲気があっていい。高座の後には幕、左右にはお祝いの飾り。登場する師匠方も新しいライバルの誕生を喜んでいた。最前列かぶりつきで拝見したけれど、圓歌師匠は本当に若いなあ。80歳とは思えぬ肌の艶だ。何か特別ことをやっているに違いないぞ。アンチエイジングの化粧品メーカーは、圓歌師匠の秘密を探ってほしい。 口上は、会長の小三治師匠がいなくて残念。代行の木久扇師匠は、ちょっとグダグダだったねえ。圓歌師匠に「ちゃんとやれ」と突っ込まれていた。(笑)まあ歌舞伎のように真面目一辺倒じゃなく、笑いも交えた口上が落語界ならではだね。 文菊師匠は「七段目」。飄々としていて面白いなあ。クールで理知的、それでいて本当に可笑しい。歌舞伎ネタはまさに真骨頂。 志ん陽師匠は、大初日トリで登場。拍手喝采、やっぱり寄席のトリはいいよなあ。志ん陽師匠も嬉しそうだった。ネタは、「らくだ」。志ん陽師匠の落語との出会いは、志ん生師匠のカセットテープ。その中に入っていたのが「らくだ」だ。新しいスタートを自身の落語の原点となったネタで切った。気の弱い屑屋さんが、酒で変わっていき立場逆転する様に場内大爆笑。大きなプレッシャーもあったと思うが無事に大役を成し遂げたね。 終演後の志ん陽師匠。大役を終え、ひとまずにっこり。スーツ姿も珍しいね。 怒濤の50日間。ぜひ下記リンクよりスケジュールをチェックして、志ん陽の晴れ舞台をご覧あれ。 落語協会 真打昇進披露興行チラシ 古今亭志ん陽 応援facebook |
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