2008 07,12 22:22 |
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夜は、「家政婦は見たファイナル」をあきらめて、千葉県出身の噺家を集めた会へ。千の葉ってことね。マイミクのTammyさんをお誘いして出かけた。
市朗 「芋俵」
会場には、のらねこ兵☆さん、Mikiko_Kさん、こぶさん、チナマルさん、ぷーぞ..ozQさんのお姿も・・・。皆さん、本当に精力的に落語会に通われているなあ。明るく楽しい前座。 鏡太 「代書屋」 クラスに一人はいる変わった面白い子という印象。休み時間に教壇の上で学芸会のネタを披露したよって感じ。プロフェッショナルな芸とは思えない。クールな代書屋は、狙いは良いが、テレビのお笑い芸人の域で、高座をいかしきれていない。 それでも今日は、落語を初めて聴く客が多いのか、周りでは、「鏡太さん、面白い」の声が・・・。 千豊 日本舞踊 3人でてきたが、最初に挨拶と三番目に踊った方は、師匠の千豊さんなのかな。多分、今日落語が初めてなのは、こちら目当てのお客さんだろう。 最後、三人で踊ったが、なるほど同時に見ると師匠の体の動きは明らかにしなやかだ。舞踊も奥が深い。 一之輔 「七段目」 まくらから会場が爆笑の渦。もはや敵なしのパワーだ。 歌舞伎の芝居の描写も上手。常に上へ上へと芸を磨くその心意気と実践には敬服する。 最初鏡太を面白いと言っていた客が、「一之輔の方が格段に面白い。さっきの鏡太と全然違ってすごい。」と言っていた。当たり前の感想だ。 吉幸 「火焔太鼓」 実力では立川流内はおろか、他の協会の二つ目と比べても群を抜く。自分のスタイルを持っていて面白い。最近、言い回しが随分談幸師匠に似てきたなあ。 今日は、テンポが速すぎる印象があった。早口で聞き取りにくいところも。 お金を渡すシーンは、もうちょっと丁寧な方がいい。 馬治 「権助魚」 初めて聴いた。一之輔、三之助に比べるとかなり見劣りする技能。特に観るべきものもなく、極めて普通。個性もないし、つまらなかった。 仙志郎 大神楽曲芸 神楽界のサラブレッド、曲芸のプリンス。洗練されたスマートさ、見るからに礼儀正しく品行方正で好感が持てる。 今日は、一人で、道具を手渡ししてくれる人がいなかったので、ちょっとやりにくそうだった。 難しいことをさりげなく、そして鮮やかな手さばきに恍惚。 三之助 「青菜」 前半は、この間の三之助をみたかい?より良かった。ゆったりと丁寧な描写は、静かさに染み入る音を演出し、屋敷を通る爽やかな風すら感じた。抑えた表現の中にそこはかとない可笑しさもあった。 時間の関係か、後半はかなりはしょっていたのが残念。それでもやはり、そこにいるのは三之助なのに、見えてくるのは個々の登場人物だ。三之助の植木屋、三之助の植木屋の女房に、また会いたくなる。 |
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