2012 08,25 14:15 |
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期待していただけにかなりがっかりの作品だった。単純に「エイリアン」の前日譚とかにしておけば良かったのに、人類誕生の謎を探る旅なんて大上段にかまえたのが失敗。そこに驚愕の真実があるのならまだしも、凡人でさえ考えつきそうなお粗末な脚本の展開に拍子抜け。
相変わらずのアンドロイドが同じ役割として出てくるのも、そろそろアイデア枯れ。まあ、「エイリアン」シリーズというのを強調したいんだろうけど。笑っちゃうのが、今回のアンドロイドのモデルがピーター・オトゥールだということだ。 物語も「エイリアン」と「エイリアン2」のパロディーという感じで、新しいものは何一つない。脳みそが悲鳴をあげるほど怖かった「エイリアン」の恐ろしさや緊迫感は微塵も無いし、「エイリアン2」のはらはらドキドキしたアクションシーンと比べてもかなり地味。何から何まで中途半端。 あと、展開が早すぎ。いきなり遺跡の謎の壁画が見つかり、すぐ宇宙へ出発。もう少し、人類誕生の起源を追う背景の場面が欲しかった。惑星に着いてもいきなり目的地が見つかるし、せっかく起用しているシャーリーズ・セロンも大した見せ場もなく残念。 何から何まで残念だけど、そもそも脚本がお粗末なので、もうどうやっても無理だね。監督がリドリー・スコットだけに、あの「エイリアン」の衝撃をもう一度と期待したけど、ダメだった。 栗2つ。ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン1にて。 「エイリアン」の一作目をもう一度大スクリーンで観たい。 あ、ちなみにエンドクレジットであらわれるWeyland Industryのホームページは、事前のキャンペーン・サイトとしては良く出来ている。 https://www.weylandindustries.com/ |
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