2005 02,19 13:26 |
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素晴らしい前作「The Stranger」が、さらに昇華したビリーのピークの作品、だと思う。日本人が愛して止まない「Honesty」や世界中で大ヒットした「My Life」が入っているが、もう一つの「Big Shot」を含めて、シングル・カットされた3曲は、正直どうでもいい。「Honesty」は、メロディは、美しいが説教臭い詞に赤面してしまう。ビリーは、稀代のメロディー・メーカーだが、詞は、恐ろしく下手。誰かに書いてもらえばいいのに。
さて、なんと言ってもこのアルバムの聴きどころは、4曲目の「Zanzibar」以降。ニューヨークのJazzのテイストがロックと融合した「Zanzibar」と「Stiletto」は、傑作。ピアノとトランペットの競演や自然に体に染み入るリズムが最高だ。特に「Zanzibar」のトランペット・ソロは、たまらない。「Stiletto」のピアノのスナップにも興奮を覚える。 エキゾチックな「Rosalinda's Eyes」もホーンセクションもいかしている「Half A Mile Away」、高らかに歌い上げるバラード「Until The Night」、小粒ながら味のある「52nd Street」と、歌というより、どれも楽曲としての素晴らしさを持っている。 実は、これ、僕が初めて買ったLPレコード。小学生だった。 Billy Joel 52nd Street 1.Big Shot 2.Honesty 3.My Life 4.Zanzibar 5.Stiletto 6.Rosalinda's Eyes 7.Half A Mile Away 8.Until The Night 9.52nd Street |
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