2005 03,01 23:03 |
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可笑しくて、楽しくて、残酷で、切なくて、悲しくて、それでもどこか幸せな気分に浸れる、そんな映画です。
僕の世代よりは、一つ二つ古い時代の話なので、その頃、青春時代を過ごした人が見たら、また格別でしょうね。 井筒監督らしい、暴力シーンは、ちょっと多すぎかなと思いますが、そんな思いを吹き飛ばすくらい自然と涙ぐんでしまう美しい場面もいくつもあります。正直、井筒監督の映画でこんなにも感動できるとは思っていませんでした。なんとも表現しがたい、とても良い映画です。これは、絶対観るべきです。栗4つ。 有楽町シネ・カノンにて。 また、キャストが素晴らしい。沢尻エリカの清楚な美しさには、筆舌に尽くしがたいものがあります。ものすごい良いキャスティング。自然な演技も秀逸。 助演陣も驚きの演技です。「血と骨」も忘れがたいオダギリ・ジョーは、本当に演技が上手い。他にも、尾上寛之、真木よう子、笹野高史、前田吟が強い印象を残します。 そして、光石研、この人、気づいている人は気づいている、すごい俳優。僕が知っている顔と随分変わっていたので、ここでも時の流れを感じてしまった。 ストーリー、役者、演出、どれも見る価値ありです。そして、「イムジン河」の美しい旋律に、涙が頬をつたうでしょう。 |
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