2012 02,05 15:23 |
|
クリント・イーストウッド監督の新作。初代FBI長官の人生を描く。主役のレオナルド・ディカプリオは、本当にいろんな役をこなすなあ。演技力あるのに、アカデミー賞は縁遠いんだよねえ。
盗聴や諜報活動で有力者のスキャンダルを牛耳り、大統領をも影で脅していたという曲者。当然、敵も多いし、危ない橋を渡っている。そのはずのに映画ではいとも簡単に行え、緊迫感も緊張感もない。同監督の『チェンジリング』にあったあのスリリングな演出は見る影も無い。 エドガーの秘書の関係、エドガーと副長官の関係、エドガーと大統領、上院議員との駆け引き、どれも中途半端だ。 多くの興味深いネタに溢れているのにもったいなあ。もっと鋭く突っ込んで欲しかった。 悪名高いエドガーだが、科学調査の導入や州を超えた連邦捜査のFBI を作った功績は大きい。 それにしても人間の人格形成に母親の存在は、大きいなと感じた。 せっかくの題材が緊迫感のない中途半端なドラマになってしまい残念きわまりない。 栗3つ。TOHOシネマズ六本木ヒルズにて。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |