2005 03,28 23:12 |
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アメリカ人は、時々こういうものすごい映画を作るので、やっぱり侮れない。アカデミー脚本賞を受賞したのも頷ける。とてつもない脚本だ。どうして、こんな複雑に絡みあった本が書けるのか、本当に驚いてしまう。
監督でも、俳優でもなく、脚本家の名前で映画を観に行くのは、このチャーリー・カウフマンくらいだ。
「マルコビッチの穴」では、他人の中に入って行ったが、今回は、自分自身の脳味噌、記憶の中での逃避行が始まる。現実と記憶、今と過去が複雑に絡みあうばかりでなく、時系列的にもバラバラに構成されている。しかし、それらが、見事に絡み合い、調和し、一本の映画になっている。全く、驚愕のストーリーだ。観客も脳味噌パワーを全快にして、頭の中で映像のパズルを繋ぎ合わせねばならない。本当に、カウフマンは、毎回毎回、僕らの脳味噌を刺激してくれる。
ケイト・ウィンスレットは、「ネバーランド」より、ずっとずっと素晴らしい。ジム・キャリーもこの映画を選らぶなんて偉い。
そして、不思議なストーリーを支える音楽が又素晴らしい。目で、耳で、脳味噌で、フルに楽しめるこの春、必見の映画。
観るべし、聴くべし、体験すべし。脳味噌が破裂するかもよ・・・。栗5つ。
丸の内ピカデリー1にて。
「ロング・エンゲージメント」と劇場が交換されていた。「ロング・・・」は、不入りなのかな?
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