2005 03,30 12:11 |
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明石町の新しいシンボル、セント・ルークス・タワー。中央区で一番高い建物で、高さ220メートル。東京でも9番目の高さだ。反対側の隅田川からの眺めも素晴らしい。
51階建てで47階に、無料の展望室があるが、360度の眺望でなく、ちょっとせまい。お薦めは、スカイレストラン「ルーク」のガーデンで、とんでもない高さの所に屋外カフェがある。その開放感や東京随一。
低層階には、ちょっとした店舗がある。隅田川の河岸に犬の散歩に来る人たちの休憩スポットにもなっている。スポーツジムや新阪急ホテルがある。
戦前からある貴重な建物。歴史は、明治まで遡るが、明治時代の建物は、関東大震災で倒壊した。今の建物は、昭和二年の建築。ギシシア神殿のパルテノン形式の聖堂。なんとも素敵な佇まいだ。
明石町は、戦災を免れたため、ちょっと前まで古い建物がたくさんあった。聖路加病院の建替えやマンションなどの建築で、最近は、とても新しい綺麗な建物ばかりになってきているが・・・。
門の形もギリシア風の意匠。
聖路加病院の正面あたりが、慶應義塾発祥地であり、蘭学事始の地でもある。同じ色の石を使って二つの碑が建っている。
慶應義塾発祥の地
安政5年(1858)の冬、福澤諭吉先生が中津藩奥平家の中屋敷内に開いた蘭学塾のあったのがこのあたりだそうだ。当時は、ここが築地鉄砲洲で、現在鉄砲洲神社があるところからは、ちょっと離れている。 開いた本のページには、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」が刻まれている。
「蘭学の泉はここに」の記念碑
ここは、明和8年(1771)前野良澤、杉田玄白、中川淳庵らが集まって、オランダの解剖書『ターヘル・アナトミア』を苦労しながら解読した処(時代の差こそあれ同じ中津藩奥平家中屋敷内)でもある。
調べてみたら学校関係の発祥の地が中央区に沢山あった。しかし、発祥の地ばかりで、今は、みんな他の場所にあるのよねえ。あなたの母校の発祥の地を訪ねてみては。
中央区にある学校関係の発祥の地 明石町 ・慶應義塾発祥の地 ・明治学院発祥の地 ・立教学院発祥の地 ・女学院発祥の地 ・双葉学院発祥の地 築地 ・工学院大学学園発祥の地 銀座 ・東京慈恵医科大学発祥の地 ・専修大学発祥の地 東日本橋 ・順天堂発祥の地
建直して、随分綺麗になったが、塔の部分に昔の名残がある。ここの理事長である日野原さんは、大変著名。地下鉄サリン事件での多くの患者さんを受け入れたことでも知られている。
手前の小さな赤い屋根の建物は、創設者トイスラーの記念館。昭和八年の建設だが、平成十年に移築復元された。聖路加国際病院がある場所に、芥川龍之介の生まれた家があったらしい。この看板を読むと、生後七ヶ月で本所(現・両国)に移されたらしいので、本当に生まれただけだね。 そして、芥川が生まれた家があったところは、江戸時代は、忠臣蔵で有名な浅野内匠頭の屋敷があったところでもあった。なんか、すごい土地だなあ。でも、あるのは、この碑だけ。 |
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