2005 04,30 23:11 |
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今日は、黒門亭へ。何度も書いていますが、この空間は、たまりません。噺家の家に招かれて、居間で落語を聴く雰囲気です。通好みのプログロムと辺鄙な場所にあることから、なかなか満席になることは、ないですが、噺家を少人数で独占できるのは、たまりません。今日も、お客は、全員男性でした。落語ファンって、どうして男性が多いのでしょう?まあ、昼席は、ここも結構女性がいますけどね。夜だからかなあ。
駒次 「たらちね」
最近よくあたります。なかなか表情もよく、良い前座。
喬之助 「三人無筆」
この間、ノスケの会でも聴きましたが、この話、何度聴いても可笑しいです。展開も容易に推測できるのに、それでも可笑しいというか、それが可笑しいというか、なんともよくできたお話。弔いに訪れる人のところでアドリブが入るが、この間と同じでした。
金時 「寝床」
こちらも、先日の金時寄席で聴いた話ですが、これまた大爆笑してしまいました。義太夫を語りたい旦那とそれを阻止したい小僧の描写が、絶妙。人間の心理というものが、本当によく描かれています。また、金時さんの描き方が、最高に面白いです。表情、目の動き、話し振りに、一喜一憂する人間の可笑しさと切なさが本当によく出ていました。こんな、気持ち、よく分かります。人間というものをこんなにも見せつけられるのは、可笑しいやら、恥ずかしいやら、これは自分じゃないと思いながら、実は、鏡を見ているような思いで、みな落語を聴いたのでしょうね。金時さんの「寝床」、また聴きたいです。本当に、面白かったです。
円太郎 「稽古屋」
チラシには、「音曲噺」とありましたが、「稽古屋」かなあ?
三味線の調べとからみあう、女師匠の身振りが爆笑でした。こういう話は、小さな小屋で聴く醍醐味ですね。
円太郎さん、金時さんと同い年だそうですが、失礼ながら、金時さんよりかなり老けているなあ。
ニ三蔵 「池田大助」
初めて拝見しました。まだまだ高座を聴いたことがない噺家さんって沢山いますね。このエピソード、本当かどうか分かりませんが、とても楽しい話。きっと似たような逸話があったのでしょうが、大岡越前って粋な男だったんですねえ。
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