2008 08,02 21:37 |
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小三治師匠がトリなので、予想通り開演前からの行列。8月の上席@池袋は、毎年恒例だが、暑い中、外で長時間並ぶのは結構つらい。日差しが厳しいと本を読むのもまぶしい。池袋に到着した頃には、既に長蛇の列。僕は、30分くらい並んだかなあ。そこそこ観やすい席に座れたので良かった。なにしろ開演前から立ち見状態。それでも後から後から入ってくる。さすがに4時間立ち見はつらいよなあ。会場には、Mikiko_Kさんとのらねこ兵☆さんの姿も・・・。今日は、いると思った。
トリが小三治師匠とあってか、出演陣も超豪華。みな寄席でトリをとれる大御所ばかりだ。 花いち 元犬 今日の前座さん。上手。 三之助 かぼちゃ屋 三之助さんで一番聴いている噺かな。でも何度も観てもこの与太郎は、可愛い。また与太郎と市中の人々とのやりとは本当に可笑しい。 にゃん子・金魚 漫才 Mikiko_Kさんがいじられていた。笑っちゃった。 市馬 「山号寺号」 時事ネタを交え、また池袋らしく噺家をふんだんに揶揄したネタが笑えた。 はん治 「ぼやき酒屋」 これももう5回くらい聴いているんだけど、笑えるなあ。はん治師匠、本当に面白すぎ。この味たまらないねえ。 なんと、「ミニモニじゃんけんぴょん」が、「ポニョ、ポニョ・・・」に変わっていた。わーい(嬉しい顔) 勝丸 太神楽 いつも通り。故意なのか本当なのかよく失敗する。面白おかしくするためにあえてなんだろうな。 小里ん 「夏泥」 何故か小里ん師匠もこの噺によくあたる。どちらのキャラクターもぴったりはまっている。 小さん 「短命」 まくらは面白かったけど、ネタに入るとなんか高座と客席に壁があるなあ。一人芝居を自宅の自室でやっている感じ。ライブ感がまるで伝わってこないのは何故だろう。そもそも、なんでこの人が小さんなのだろう?艶っぽい噺なのに、色気のかけらもない。 小菊 粋曲 最後の畳み掛ける歌、すごかったなあ。 扇橋 「道具屋」 ところどころ聞き取れないし、噺はいつの間に戻ってリピートしているし、台詞と場面が急に飛んだりして、観ていてつらくなる。観客がどんどん引いていくのがこれまたつらい。 三三 「悋気の独楽」 毒舌なまくらから観客大爆笑。もはや大御所の風格。プログラムには禽太夫とあったのに、仲入り後、めくりに三三とあったので、場内大熱狂の拍手・喝采。 テンポよくキャラクターも可笑しさと優しさに溢れとても良い出来。 権太楼 「強情灸」 まくらも小話もネタも本当に可笑しい。パワフルでオーバーアクションながらも、細やかな表現や表情もきちんと決めるのは流石だ。 ゆめじ・うたじ 漫才 個人的には好きなのだけど、今日はちょっとパワー不足。 小三治 「青菜」 この時期お馴染みの古典落語「青菜」だが、なんでだろうこれは全くもって小三治落語「青菜」なのだ。追加挿入された何気ない台詞、「昨日の夜考えたんでしょ?」とか「食べちゃった」とか、ただそれだけなのに、もう可笑しい。可笑しくて可笑しくてたまらない。そしてあの笑顔、ぐいぐい噺に惹きこまれる。 これだけ独自の世界観を観客に与えられる噺家は、今そうはいない。 |
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