2011 12,10 22:25 |
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今やノーギャラでも出たいという俳優続出の名匠にまでなったスティーブン・ソダーバーグの新作。群像劇でそれぞれ出番は短いのに、大スターが大挙として出演している。それにしても、毎回毎回違った作風の映画を演出するものだ。
今回は、ウィルスに侵されてゆく世界を描く。アクション、エンターテイメントな『アウトブレイク』(これはこれで娯楽作として傑作だけど)に比べるとまるでドキュメンタリーのよう。恐ろしいまでのリアリティーだ。こういう時、人間ならこんな行動にでるだろうなと、どんどん引き込まれて行く。それを可能にしているのが俳優陣の演技だ。圧巻は、ケイト・ウィンスレットとグゥイネス・パルトロー。この二人の演技だけでも見る価値あり。良い役者が出ているとそれだけで映画は、ものすごいパワーを持つ。 往年の映画ファンには懐かしい、エリオット・グールドも出ている。ただ、エンドクレジットを見るまで気がつかなかった。(笑) ものすごくドラマチックな展開はないけれど、忍びよる見えない恐怖の演出には唸らされる。 栗4つ。ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン9にて。 |
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