2011 12,02 21:50 |
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ジョージ・ハリソンの生涯を追ったドキュメンタリー。ビートルズ好きにはたまらない内容だ。というわけで僕にとってもたまらない。
インタビューで出てくる人たちが皆すごい。向こうのスターたちってのは、結構言いたい放題だね。またよく喋るねえ。元仲間のポール・マッカートニーの話は普通だったけど、リンゴは良かったねえ。なんかリンゴが一番人格者に思えたよ。ただ、リンゴとフィル・スペクターがなんか「ラ・カージュ・オ・フォール」みたいになってたけどねえ。 それとインタビューの聴きものは、やっぱりエリック・クラプトンだねえ。親友なんだけど、ハリソンの女房パティを略奪しちゃう、まあ有名な話だけど、その辺もオープンに話していた。 「モンティ・パイソン」系でいうと、エリック・アイドルがテレビで観ていた頃より体積が二倍になっていてびっくりした。年月というのはいろんなものを変えるのだね。 確かにビートルズ時代、また解散後「オール・シングス・マスト・パス」は大ヒットしたものの、やはりポールとジョンの影に隠れていた印象がある。しかし、良い曲いっぱいあるね。映画の中でもたくさん流れるけど、もっと聴きたいと思った。 前半後半と合わせて3時間半あるけど、あっという間だったね。58年間の人生とは思えないくらい。いろんなことがつまっている。多くの人は、100年生きたとしてもこんなに充実しないよな。まあ、つらいこともたくさんある波瀾万丈な人生であるけど。一度セレブになると、集まってくる人々も超セレブ。次々と画面に現れてくる面々がなんともすごく、それらを含めた記録映像としてかなり貴重だと思う。 ただ出来としてどうかというと、ちょっと物足りない。時系列に追っただけで、もうすこし何かが欲しかった気がする。 近くにいたカップル。年配の男性が無理矢理恋人の女性を連れて来ていたが、ビートルズに何の関心も無さそうなその女性は、終始退屈そうだった。画面に出てくる人もほとんど知らない感じで、そういう人にはつまんないかもね。 かなり、ターゲットがしぼられる映画だとは思う。興行側もそれは分かっていて当初2週間の限定公開だったみたいたけど、ヒットしているのでもうちょっと上映するみたい。しかし、一日2回しか上映できないから、そもそも2週間じゃ、少ないよねえ。 栗3つ。ハリソン好き、ビートルズ好きなら必見。 角川シネマ有楽町にて George Harrison: Living In The Material World
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