2009 01,31 22:44 |
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面白い。アメリカ映画もCGと設定だけのくだらない映画ばかりじゃないんだよってことだな。
イギリス人サム・メンデス監督が切り込むアメリカ人への冷めた視線は、「アメリカン・ビューティー」同様シニカルで辛辣だ。 自分たちが「特別」だと思っている夫婦、取り巻く普通の人間たち。「特別」なはずなのに、もしかしたら「普通」かも?、精神が崩壊していくなかで、どこか人間的・愛情的救いを求めるその葛藤が痛ましい。 主人公の夫婦以外の人物たちも、それぞれが憎たらしいほど人間的で、利己的なその姿は、観客自身を映す鏡、嘲笑うかのように痛烈だ。 ケイト・ウィンスレットは、ぶったまげるほど上手い。 栗4つ。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン4にて。
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