2008 08,14 21:18 |
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今日は、会社を休んだけど、いつもとほぼ同じ時間に家を出て浅草へ。毎年恒例の夏の風物詩「住吉踊り」を観に来た。開演の40分ほど前に会場に着いたが、良い席はかなり埋まっていて驚いた。平日なのに・・・。 ホールに入ってすぐNAHさんにお会いし、今日は、一緒に観覧。 志ん坊 「元犬」 今日の前座さん。初々しい。 金翔 「転失気」 久しぶりに金翔さんの「転失気」を拝聴。ものすごーくこなれていた。何気ない仕草や表情が素晴らしく洗練されていて、夢中になってひきこまれた。 こういう形が、僕が求める落語だなあ。くすぐりなんてあまり入れず、古典の様式美の中で最高に自己を表現する。こういうのが芸人冥利につきると思うのだよ ね。素晴らしかった。 花助 「写真の仇討ち」 飄々として面白い。そこはかとない可笑しさがあった。 世津子 マジック はっとする手品はないけど、ほんわかした可笑しさ。 志ん橋 「出来心」 間抜けな泥棒キャラが最高。 小菊 粋曲 相撲甚句もどきの三味線、秀逸。 右団治 「熊の皮」 名前からして男っぽい(あんまり女を感じない)不思議な感じ。 にゃん子・金魚 漫才 この間と同じネタだったけど、笑っちゃうなあ。濃いキャラって得だなあ。 左橋 「権助魚」 前段を大幅に省いていたのでちょっと残念。浅草だからしょうがないか。 紅 「いざ鎌倉」 かなりの抜粋。この芝居の持ち時間じゃ講談はきつい。 和楽社中 太神楽 五輪をイメージした(?)、光の輪が暗闇に浮かぶのは素敵だった。 歌る多 「つる」 歌る多師匠、好き。こういう馬鹿馬鹿しい噺も上手いねえ。 金時 「お菊の皿」 楽しい。やっぱり金時師匠は、楽しい。ただ、あれねえ、丸顔団子鼻の幽霊は、いないよねえ。(笑)なんとも言えない、可笑しさがあるのよねえ。 笑組 漫才 かずおさんの緑の衣装、ビビッド過ぎ。(笑) 衣装ですよね?普段は着てないですよね? 最近、笑組もツボにはまるなあ。もっと観ていたかったなあ。 菊春 「替り目」 この師匠、年に一回しか拝見していないなあ。前回は、昨年の住吉踊りの時だった。その時も「替り目」だった。では、また来年。 志ん五 「浮世床」 まくらは、毎度全く同じなのに、笑っちゃうんだよねえ。これが本当の芸なのだろう。 ひろし・順子 漫才 これも毎回全く同じネタなのに、でも毎回死ぬほど笑っちゃう。もうこうなったら永遠に生きて! 圓平 「夕立屋」 可愛いお爺さんだなあ。小話は、ちょっとエロいし・・・。(笑) 憎めない、得な風貌。 馬風 漫談 毎年、短めの漫談だけど、今日は、結構長かったなあ。毎年それほど面白くないけど、今日は、大いに笑ってしまった。とにかく海老名家をコケにしてた。超毒舌、でも妙に納得。 美智 美登 マジック パフォーマンス・マジック?今風の音楽にのった前半が不快。ビジュアル的にもいけてない。 落ちぶれたイベントの余興みたい。 圓丈 「寿限無」 「寿限無」のパロディ。元を知っていると笑えるけど、知らないと退屈。面白いけど所詮パロディ。オリジナルを超えられないし、プロがやるネタとは思えない。 扇遊 「家見舞い」 テンポがあって楽しい。もっとじっくり聴きたいな。 遊平・かほり 漫才 こういうスタイルにしているからしょうがないけど、個人的には聴きにくい。掛け合いになっていないので、聴くリズムがつかみにくい。 伯楽 「宮戸川」 こちらもまくらは、いつも一緒だ。ネタも飄々した表現で楽しいが、いつも自分の本の宣伝ばかりしている印象。 駒三 「勘定板」 ちょっとはしょり気味だった。おかげでそれほど下品にならず・・・。 小円歌 三味線漫談 小円歌さん素敵。観客層を即座に判別し臨機応変に何でも対応。才女だ。 金馬 小話 トリなのに落語無しで小話で下りちゃったのが、ちょっと残念だった。落語聴きたかったな。 大喜利 住吉踊り 楽しかった。やっぱり、夏は、これを観なくちゃね。もう、このために早起きして長時間椅子に座る価値ありだ。 今年は、随分若手が活躍していたなあ。これから観る人のために詳細は、書かないけど、今年も色んな趣向があって本当に楽しい。大人数でのかっぽれは、迫力あって素敵。 朝太さんは、踊りすごく上手い。手や体の動きがものすごくしなやか。並べて見ると違いは歴然。もっと朝太さんの踊り観たかったなあ。 金時師匠は、表情が硬いねえ。必死にやっているのが見え見えよ。金翔さんは、黒いなあ。(笑) 小里ん師匠、若ーい。 そして、座長の金馬師匠。これだけまとめあげるのすごい。もう脱帽。 |
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