2005 05,28 23:07 |
|
映像の構図は、美しいが、物語は、曇天の中、黒、黒、黒のイメージだ。次々に起こる不幸、救いも希望もない展開に、かなり落ち込む。 また、やたらと上映時間が長い。同じ台詞、同じ動作が延々と繰り返されるさまは、正直くどい。これがテオ・アンゲロプロス風なのだけど・・・。 型 にはまった様式美は、素晴らしいのだが、なんか新しいものも欲しい気がした。それでも、川を行くボートや筏のシーン、干してある白布が風になびきながら楽 団員の音楽が交差するシーン、汽車が横切り通り過ぎた後の向こう側の場面など、目に焼きつく印象的な映像美は、流石だ。 ラスト・シーンは、胸がかき乱されるほど、切なく悲しい。栗4つ。 日比谷シャンテシネ1にて。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |