2011 07,31 22:55 |
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この映画が大きなスクリーンで観られるなんて、もうそれだけで感激。
友だちのノートを間違って持って帰ってきた主人公の少年が、それを返しに隣村のどこに住んでいるか分からない友だちの家を探して返そうとする物語。ただ、それだけ。ただ、それだけなのに、スクリーンに釘付けになる。永遠にこの物語が終わらなければいいのにとさえ思う。 すべてが素人の子供たち。どうしてこんなにも芸達者なのか、驚くべき表情と表現力に脱帽。 主人公の少年が村を彷徨う中、出くわすのは身勝手な大人たち。その台詞の節々に、固陋で相手を理解しようとしない、各々の自己中心的な姿を子供の視線からあぶり出す。 夜の村の暗い通りに浮かぶ窓や扉の意匠が印象的だ。 人間への鋭い洞察、自然への畏敬の念、少年の純粋な気持ちが胸を打つ。心が豊かになり優しい気持ちになれるラストシーンが秀逸。 栗4つ。キアロスタミ監督は、すごい! TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2にて。
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コメント |
東京に戻ってきました。子供は、もともと表情豊かなんだよねー。大人の都合に合わせられてしまうから、どんどんつまらなくなってしまう・・・。
【2011/08/0210:16】||のんだくれ#5cfcf98cf7[ EDIT? ]
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あれえ、東京に戻って来ちゃったの?なんだ、大阪にいる間に一度くらい飲んだくれたかったのにねえ。
じゃあ、また東京で! 「桜桃の味」もまたスクリーンで観たいんだよねえ。 【2011/08/0212:38】||栗坊#8de475380f[ EDIT? ]
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