2008 08,22 21:06 |
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ヴィクトール・フランクルの同名図書は、衝撃的だったが、こちらは、同じタイトルのドキュメンタリーだ。アラン・レネは、初期こうしたドキュメンタリーを撮っていた。
カラー映像の現代のアウシュビッツから、モノクロの冷たい当時のフィルムへ。人間を生き物でなくモノとして扱うその行動には、今を持って何故こん なことを信じがたい。戦時下における人間の感覚の麻痺とは恐ろしいもので、死体の山、生首の山、中途半端に焼けた焼死体などが周りにゴロゴロしていても平 然と作業をしている。 人間とは何者なのか。そしてまたこういう行為を繰り返すことはないのかと考えさせられる。今もこの地球上で起きている紛争。人類は、何も学んでいないような気がする。 短いドキュメンタリーでたんたんとした記録映画だ。栗3つ。早稲田松竹にて。 ところでヴィクトール・フランクルの「夜と霧」は、みすず書房から出ているんだけど、学生の頃は、みすず書房の本が高くてねえ、あまり買えなかったよ。 |
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