2009 04,04 21:03 |
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満開の桜の上野公園、ものすごい人ごみを抜けて、旧東京音楽学校奏楽堂へ。今日は、波多野睦美さんの歌を聴きに行く。歌とピアノだけのシンプルな構成。なのにとても心に染みる。
テーマは、春なので、春の歌が中心。日本の昔の歌は、美しい旋律もさることながら、歌詞が素晴らしい。言葉の力が持つイマジネーションの広がりと詩情溢れる余韻は、ピアノとのハーモニーになって胸に迫る。 前半は、お馴染みの唱歌が並んだが、後半は民謡をアレンジしたものなどあり、またピアノのアレンジが絶品だった。 重要文化財の旧東京音楽学校奏楽堂に響き渡るマイクやスピーカーを使わない本当の生の音は、これぞ音楽の醍醐味と実感するものだった。 メゾ・ソプラノ 波多野睦美 ピアノ 山田武彦 <曲目> 滝廉太郎:花 中田喜直:さくら横ちょう 團伊玖磨:花のまち 平井康三郎:びいでびいで 多 忠亮:宵待草 山田耕筰:からたちの花 山田耕筰:あわて床屋 成田為三:浜辺の歌 梁田 貞:城ヶ島の雨 福井文彦:かんぴょう 山田耕筰:中国地方の子守歌 弘田龍太郎:叱られて 中田喜直:たあんきぽーんき 別宮貞男:さくら横ちょう 間宮芳生:《日本民謡集》より 「さんさい踊り」「ちらん節」「米搗まだら」「こきりこ」 寺嶋陸也:ひえつき節 寺嶋陸也:刈干切唄 高橋悠治:鳥は空をもとめている 高橋悠治:ゆめのよる 高橋悠治:おやすみなさい |
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