2011 05,04 23:27 |
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東京国立博物館で開催されている写楽展に行ってきた。ゴールデンウィーク中の祝日だというのに、若冲や北斎の特別展に比べれば混雑はかわいいもの。というか空いてる?って感じだった。人気の絵には多少人が群がっているものの、二重三重に絵を囲んでいるということはなく、普通に鑑賞できた。待ち行列ができるものもあったけど、比較的じっくり観られる絵も多数。
今回の展示は、東京国立博物館の平常展示でたまに陳列される所蔵の作品と世界中から集めた作品と並べて観ることができる。同じものでも保存状態や刷った時期などによって微妙に変わっているところが面白い。 同じ役者を写楽以外の当時の絵師が描いたものと並べて展示してあり、なるほど同じ役者は顔や雰囲気がそっくりだ。浮世絵の顔って皆同じと思いがちだけど、よく見ると個性が出ているなあ。 同じ写楽作品を国内にあるものと海外所蔵のものとを並べて展示されていた。同じ絵が何度も何度も展示方法を変えて登場するので、これまた面白い。 今回の収穫は、写楽が描いた役者絵の全身もの。上半身で顔のアップのものばかりが有名だけど、全身や背景が入ったものもたくさん描かれていることも知った。これがまた結構の数が展示されており、見たこともない写楽の絵がたくさんあった。 彗星のごとく登場して忽然と消えた写楽。活動時期は、およそ十ヶ月、謎が多いのも魅力の一つなんだろう。 写楽以後の絵師が写楽の手法を真似した描いた下手くそな絵も展示してあって笑っちゃった。 相撲を描いた絵もあって、その中心がマスコット風な太った子供だったりするのが写楽らしいなあ。 特別展「写楽」 @東京国立博物館 |
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コメント |
大阪にて、歌川国芳展。 版画がほとんどだけど、素晴らしかったよ!
【2011/05/0912:21】||のんだくれ#5cfcf98f1c[ EDIT? ]
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おお、大阪では国芳展ですか。東博の常設にも国芳が2枚あって、それも見ごたえありました。少年漫画?みたいなタッチでしたよ。
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