2011 04,23 23:17 |
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内容は、タイトルそのまま。紳士的で優秀なシェリフが実は殺人鬼の側面を持っているというもの。人間の奥底に潜む狂気を描いたという点では評価できる。マイケル・ウィンターボトムは、本当に毎回違ったジャンルの映画を作る、それには感服する。 時代が50年代だから成り立つ話だね。現代の科学を持ってすれば、誰が犯人がすぐ分かる。しかし、素人でも怪しいと気付くよなあ。殺された男がピストル撃たれた角度やそもそも瀕死の女が正確に急所に発砲したりねえ。ありえない。 細部の考証はボロボロだけど、愛するものを自己の虚栄のために殺めていく主人公にいかに感情移入できるかだ。そもそも本当に愛していたのか?映画では、少年時代のトラウマと重ね合わせているが、自己の二面性という意味では誰しもがもっているものだとは思う。 殺人シーンは残虐で、後味はかなり悪い。まあ、フォントリアーほどじゃないけど・・・。 川崎チネチッタ スクリーン5にて。栗3つ。 |
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