2011 03,06 21:04 |
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イーグルスのコンサートに行って来た。結成40周年なんだと。 土曜はいっぱいみたいだったけど、日曜のスタンドは結構ガラガラだったよ。 近所でも有名なませがきだった僕は、小学生の頃からイーグルス聴いてた。さすがに「ホテル・カリフォルニア」はリアルタイムじゃないけど、「ロングラン」が発売された時は覚えているねえ。 イーグルスは、アメリカのバンドで一番好き。 メンバー全員がソングライターで、リードボーカルできて、楽器が弾ける。一つ一つの楽曲のクオリティも驚くほど高い。そして、ビートルズとはるほど、美しいコーラスを持つグループだ。 そのコーラスは、今も美しく生きていて、オープニングのアカペラの「Seven Bridges Road」でもう心を鷲づかみだ。 イーグルスの魅力は、メロディと編曲のアンサンブルもさることながら、詞がとても魅力的だ。韻を綺麗に踏みながら、隠し言葉や掛詞が多分に取り込まれ、単なる歌の歌詞というよりは、文学的な詩のように美しく、そして哲学的な奥深さも兼ね備えている。 特に「ホテル・カリフォルニア」は、まるでアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や安部公房のシュールレアリズムの眩い世界のよう。音楽業界の批判にもとれ、金と欲望に執着する現代社会人への揶揄にもとれ、神秘的で暗喩に富んだ不思議な詞は、今も多くの人の心を掴んで離さない。 富も名声も手に入れたのに、それでも空しい成功者の切なさが心に染みちゃうんだよなあ。 正直、ドン・ヘンリーは、歌を歌うのつらそうだったなあ。でも、ティモシーやグレンの声は良かったよ。一番のりのりだったのは、ジョー・ウォルッシュだねえ。ドン・フェルダーとのツイン・ギターの「ホテル・カリフォニア」は聴けなかったけど、スーパー・パフォーマーだったなあ。ジョーがリードした曲が一番、ライブ・パフォーマンスぽかったなあ。 個人的には、「Take it to the limit」が良かったなあ。でも、これランディ・マイズナーの曲なんだよねえ。 しかし、メンバー全員が曲作りでき、ボーカルもとれると、本当にバラエティに富んだ楽曲に溢れるよなあ。 今回、「New Kid in Town」や「After the thrill is gone」が聴けなかったのが残念だけど、やっぱりイーグルスは最高だなあ。 Set list 01. Seven Bridges Road 02. How Long 03. I Don't Wanna Hear Anymore 04. Hotel California 05. Peaceful Easy Feeling 06. I Can't Tell You Why 07. Witchy Woman 08. Lyin' Eyes 09. The Boys Of Summer 10. In The City 11. The Long Run (Intermission) 12. No More Walks In The Woods 13. Waiting In The Weeds 14. No More Cloudy Days 15. Love Will Keep Us Alive 16. Best Of My Love 17. Take It To The Limit 18. Long Road Out Of Eden 19. Walk Away 20. One Of These Nights 21. Life's Been Good 22. Dirty Laundry 23. Funky #49 24. Heartache Tonight 25. Life In The Fast Lane (Encore) 26. Take It Easy 27. Rocky Mountain Way 28. Desperado |
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