2011 03,04 23:54 |
|||
見逃していた作品が豊洲で上映していた。
デビット・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズの監督作品。ストーリー原案も彼によるものらしい。 低予算だったためか、CGを使わず、ミニチュアみたいな月のセットが逆に新鮮で美しい。 月の資源の採掘のため、一人月で作業する主人公。話し相手は、HALのような人工知能を持ったコンピューター。このコンピューターの声のみの出演にケヴィン・スペイシーってのが渋い。 通信衛星の故障で地球とライブ中継ができず、録画した映像のやり取りしかできない。 3年の期限の労働がもうすぐ終わろうとする主人公に驚愕の真実が突きつけられるという内容だ。 「2001年宇宙の旅」と「惑星ソラリス」をくっつけたような感じだけど、それと比べるとかなりのお粗末さは否めない。ただ、ちょっとチープでシュールなSFとしては見応えがある。 もう一人の自分が現れてから、その互いの苦悩がもっと出ていれば、これ傑作になる可能性もあったのになあ。やはり、悲しい運命を抱えた人間の苦悩の描き方がもう一歩というところか。 ただ醸しだす雰囲気は、とてもいい。次回作とか期待しちゃうな。 栗3つ。中途半端だけど、楽しめる映画だ。 ユナイテッドシネマズ豊洲 スクリーン6にて。
|
|||
コメント |
コメント投稿 |
|