2005 07,14 21:39 |
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しかし、このエピソード3は、その後も中々楽しめた。アナキンがダークサイドへ堕ちていくまでを描いているため、シリーズ中もっともダークだ。主要な登場人物に次々と悲劇が訪れる。このダークなテイストは、僕の邪悪サイドを刺激する。ええい、みんな殺っちまいな。 ヘイデン・クリステンセンは、ちょっとダースベイダーのイメージではなかったが、今回は、中々良い。おお、おぬしもできるじゃないか。彼の物語の焦点があたっているので、ナタリー・ポートマンの出番は、それほどない。 アナキンがダースベーダーになるまでは、とてもよく出来ていた。理由がそれか・・・とちょっと思うが、それすら吹き飛ばしてしまうほどだ。何度も言うが、このダークなテイストがたまらない。良い子には、ちょっと後味悪いかもしれないが・・・。 難を言えば、CGで何でもできる昨今、もうスター・ウォーズの映像で驚いたり、ハラハラドキドキするような興奮はない。エピソード4のスター・デストロイヤー破壊シーンのカメラワークやエピソード6の森の中を疾走するスピーダーのシーンのような手に汗握るクライマックスがこの新三部作にはない。もう何を観ても驚かない。観客の方の目が肥え過ぎているのだ。 また、今回は、結構人間もCGのシーンが多かったな。C3POも全然出番がないし、チューバッカは無理やり出している感じ。それにしても、R2D2は、確実に昔の方がスーパーロボットだった。 間違いなく新3部作で唯一鑑賞に耐えうる作品だ。ルーカスが上手いのは、この後、またエピソード4から6まで観ていろいろチェックしてみようと観客に思わせるところだ。こうして何度も繰り返しスター・ウォーズは、観られるのだろう。 ダークなテイストがたまらないが、もはや驚きの映像も手に汗握るクライマックスも無い。栗3つ。 ヴァージン東宝シネマ六本木ヒルズにて。 |
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