2005 07,31 23:10 |
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15時から20時半まで、今日もタフな落語会に行ってきた。満席、立ち見、もう確実に消防法違反ってな具合の入り。僕は、前売り券を買っていたので、早めに並べたの座れた。今日のまくらでは、ブラック師匠の話題も結構あったなあ。
美香 「子ほめ」 夏丸 「秘伝書」 今日の前座は、お二人。夏丸さんは、妙に場慣れしている感じだった。 昇輔 「ミス南千住」 客層とあってない噺。ちょっと浮いてしまい、高座と客席に壁ができた。あまりアイデアもなく展開も平凡な新作落語だった。 談慶 「洒落小町」 初めて観た。パワー溢れ、くすぐりも見事に調和していてとてもいい。噺の運びもとてもしっかりしていた。慶應義塾大学出身だし、愛着も沸いちゃうな。 スティファニー マジック とても可愛いポロンちゃん。でも、正直、学芸会のようなノリ。 談笑 「蟇の油」 菊間アナのネタをまくらで。 ス ペイン語でやったりとある種はちゃめちゃで破天荒でパワフルだが、こういうものが好きな人と苦手な人がいるだろうなあ。僕は、どちらかというと苦手な方。 噺をしっかり聴きたい・・・。まあ、いろんな噺家が出てくる中で観るのは、いい。この人がメインだと、なんか落ち着きが無い印象のまま寄席を出る感じが否 めない。 志らく 「鮑のし」 実は、志らくさんも初めて観た。流暢な話し方、スムーズな噺の運びは、流石だ。人気があるのも頷ける。茶髪なのが、どうもいただけない。髪を染めている人って、似合っていると思っているのかしら?小朝師匠しかり・・・。 あたる ひかる 漫才 なかなか面白かった。ボケの人がとってもいい。基本がしかっりしている芸は、安心して観ることができるな。 談四楼 「天狗裁き」 他の立川流と比べるとパワー不足だが、落ち着きがあって安心して観られる。こうした有名な話は、もうちょっとくすぐりがあるといいと思った。初めて聴く人には、面白いだろうな。 小遊三 「蛙茶番」 ちょうど「笑点」が始まる頃に登場。単に知名度があるだけじゃなく、風格もあり、噺も上手い。小僧とはんちゃんの切り替わりも絶妙。落語を聴いたという実感があるのが、やはりいいね。 柳桜 「うなぎ屋」 オーソドックスだったが、笑いは多かった。年数を経ただけの味は、ある。 丸山おさむ 声帯模写 美空ひばり、小林昭、岡晴夫など、年配者向けのモノマネが続いたが、それも戦後60年を考えてのこと。若い人向けに田原俊彦のモノマネをしていたが、それも、今やかなり古いよー。 カーチス 「欠伸指南」 ミッキー亭カーチス。まくらがめちゃめちゃ面白かった。映画でホームレスの役が多いというのも笑ってしまった。 ネタは、「欠伸指南」だが、江戸の長屋に外国人が住んでいて、英語も出てくる不思議なアレンジ。しかし、妙にはまっていた。 左談次 「真田小僧」 なんかすごく痩せていたが、それでもパワー全快。今日は、飛ばしていたなあ。爆笑、爆笑、大爆笑。今まで観た中で、一番ノリノリだった。まくらも最高に可笑しかった。 桃太郎 「裕次郎物語」 初めて拝見した。僕は、芸協にちょっと馴染みがない。さん喬師匠のように、しなやかだけど可笑しさに溢れた逸材。こちらも爆笑につぐ爆笑だった。今度は、別の噺が聴いてみたい。「裕次郎物語」は、ちょっと漫談みたいだからねえ。 ボンボンブラザース 曲芸 この方々のジャグリングは、ユニバーサルだ。喋りが一切なく、それでもぐいぐい惹きこまれる。二人の飄々とした表情がとっても可笑しい。 談幸 「死神」 やっ ぱりトリは、談幸師匠じゃないと締まらないね。これが、落語というものだ。本日の爆笑ものやパワー全快もの、その全てを超越するところに談幸さんの落語は ある。以前も聴いている「死神」だが、アレンジもちょっと違い、また聞き惚れてしまった。可笑しみの中にある切なさ、これがこの噺の魅力。パワーでも突拍 子もないくすぐりでも大爆笑でもなく、こうした噺を聴かせる落語が、僕は、一番好きだ。 |
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