2005 08,11 18:41 |
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アメリカのドラマシリーズの最高傑作は、「大草原の小さな家」と言っておきながら、このドラマの存在を忘れていました。やっぱり、最高傑作は、この「刑事コロンボ」ですな。
このドラマ、もう皆さんご存知のように、最初に事件の犯人と殺人トリックが明かされ、そこから始まるという、とても斬新なスタイルでした。つまり、観客は、犯人が誰でトリックは、何でなんてことは、承知の上で物語を追うことになります。 コロンボ刑事が、どうやって事件の真相に迫っていくか、犯人だと分かっている人間がどのようにコロンボをかわしていくか、そのバトルが楽しいんであります。 そして、このドラマの見所は、その犯人役が毎回超豪華なのです。人気スターというより、演技派、実力派という意味で一癖も二癖もある渋い役者が登場して、コロンボことピーター・フォークと演技の火花を散らすのです。 思 い起こすだけでも、リー・グラント、ジャック・キャシディー、ロバート・カプル、ロディ・マクドウォール、ジョン・カサベティス、アン・バクスター、レ ナード・ニモイ、マーティン・ランドー、ベラ・マイルズ、ジャッキー・クーパー、ホセ・ファーラー、ジョニー・キャッシュ、ロバート・ボーン、ジャネッ ト・リー、ウィリアム・シャトナー、フェイ・ダナウェイ、レイ・ミランド、ドナルド・プレゼンスときりが無い・・・。 ヘンリー・マンシーニの音楽もいいんだよねえ。 し かし、日本でこのシリーズを人気ドラマにしたのは、ピーター・フォークの吹き替えをした小池朝雄の功績が大きいですえね。この人が吹き替えがあってこそで す。「うちのカミさんがねえ」と、絶対真似した人いますよね。今の石田太郎さんもがんばっていますが、やっぱり小池さんの雰囲気を踏襲して、新しさはあえ て出していないですね。小池朝雄が死んだ時、しばらくピーター・フォークも一緒に死んだのだと錯覚しちゃいました。 あ、ちなみに、うちのカミさんが主役の「ミセス・コロンボ」ってドラマもありましたね。アメリカのドラマは、こういうスピンオフが多いですね。 |
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