2005 08,12 23:33 |
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世の中お盆で帰省ラッシュの真っ只中、笹塚へ談幸さんの落語を聴きに出かけてきました。今月は、笹塚の小劇場で一ヶ月まるごと落語会が開かれていますが、今 日から談幸さんの落語会が三日間連続で行われます。満員のお客さんで、お盆とはいえ、東京には、やっぱりたくさん人がいますね。
この三日間は、昭和の名人十八番をテーマに、初日は、文楽・志ん生の得意ネタに挑戦ということでした。前座の松幸さんの出番の前に、談幸さんの小話もあって、本当にたっぷりと話が聴けました。 談幸 小話「文楽・志ん生のエピソードなど」
学生の頃、文楽師匠の葬儀に行った時、談幸さんの前で円生師匠がお焼香していたことなど、また当時の落語会の話などとても興味深かったです。 松幸 「子ほめ」 一番弟子と思っていたらいつの間にか二番には、ちょっとウケました。新一番弟子?の吉幸さんは、帰省したらしいです。(笑) 談幸 「火焔太鼓」 志ん生と言えば、火焔太鼓。火焔太鼓と言えば、志ん生、とこれくらい噺家とネタが切っても切れない関係のものは珍しいですね。僕も、古今亭以外の方がこの噺をかけるのは、あまりみたことがありません。 女房の尻にしかれている旦那が、最後にしてやったり風の描写は、談幸さんの真骨頂で、やはり上手いです。 談幸 「寝床」 人 間とは、おかしな生き物だと、この噺を聴く度に感じますね。一度は、機嫌そこねて義太夫なんてやらないとへそを曲げた主人が、本当はやりたくてしょうがな いさまがにじみ出てくるあたりが最高でした。人間て、都合が悪くなると、途端に態度を変えますが、そうした可笑しくて、でも憎めない、ああ、それが人間な んだなあというのが、古典落語には表れていますね。そういうのを上手く、粋に語れるのが、談幸さんなんです。 明日も行きまーす。 |
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