2009 03,15 22:08 |
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久しぶりに馬込の実相寺で開催されるたまごの会へ。今日は、綺麗な青空だったなあ。
たまごの会。今日で32回目。前座さんは芸術協会、立川流から吉幸さんも出演しており、協会を超えた交流が素晴らしいね。 雷太 「狸札」
今日の前座さん。すごく上手でびっくり。芸協ももっと観た方がいいかなあ。 志ん輔 「愛宕山」 表情がたまらなく面白い。まらくといい噺の運びといい、これが二つ目と真打の差というか余裕というか、懐の広さを感じる。 朝太 「茶の湯」 もう最近は、何観ても可笑しいなあ。定吉が可愛くて魅力的。そして、手習いの先生の引越し理由を否定する短い一言と表情が秀逸。細かいところもとにかく可笑しい。一見ぽわーんとした風貌を見せておいて、実はこの人すごく稽古していると思うよ。古今亭の未来を背負っていく人だと思う。 駒次 「鉄道戦国絵巻」 こうした噺は、最初の一回は面白いのだが、二回目以降はきつい。今回は、地元の人が池上線ネタで大爆笑だったが・・・。まあ寄席ネタとしてはいいのだろうし、こういうのが好きな人もいるんだろう。 鉄道の特性と沿線の属性を面白おかしくネタにしているのだけど、これではテレビのお笑い芸人と何ら差はない。ここには、噺家の所以たる、落語の所以たる人間の普遍性が欠如している。 吉幸 「らくだ」 まくらを一切振らずネタへ。まあ、前があれではやりにくかろう。 怖い表情とすごみのあるらくだの兄貴分、気の弱い屑屋の対比が鮮やかで引き込まれた。何より個性があり、この人の落語というスタイルがある。 |
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