2010 11,08 23:32 |
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久しぶりの研精会。日本橋公会堂だと会社から徒歩数分なので本当に助かるわあ。日本橋劇場という名前も付いているホールだけど、近隣でその名で呼ぶ者は、皆無。昔から日本橋公会堂という方が通りがいい。
今日は、全体的に皆、早口だったねえ。志ん吉さんへの時間確保のため? 辰じん 「たらちね」 いろんな人がここを巣立って行き、そして次なる希望の星が辰じんだ。これほど観るのが楽しみな前座は、章五以来だね。いや、本当にこれから楽しみ。辰じんが前座なら、研精会に遅刻しないでがんばろうって思うよ。 夢吉 「寄合酒」 久しぶりに夢吉さんを観たよ。なんか太ったねえ。 楽しい高座。鬼ごっごの場面が秀逸。 小駒 「辰巳の辻占」 着物が渋くて素敵だった。 こみち 「死神」 以前、らくごカフェで聴いた時よりも格段に不気味な老婆の死神が秀逸だった。ダークなテイストの中に笑いを散りばめ、全体的な構成も素晴らしい。 ちょっと言い間違いが多かったのだけが残念。でも、これ今後、ものすごくこみちさんの中で聴きものになるね。本当に老婆が現れたような表情の変化が素晴らしい。 一之輔 「化物使い」 NHK新人演芸大賞受賞した一之輔さんだけど、正直受賞するのは当たり前過ぎて、それで持って今さら遅すぎた感すらあり。 高座は、もはや圧倒的。圧巻だ。 淀みない台詞の応酬、会場を爆笑の渦へ導くその手腕は、まさに至芸。 目線やその動きで家屋や内部のその空間までもが伝わってくる。本当に化物たちが目の前にいるような錯覚すら覚えた。 されど、今後まだまだすごくなっていくんだろうな。 志ん吉 「鮑のし」 前半、さすがに緊張していたのか、ちょっと表情が硬かったけど、立派に高座を勤めたなあ。 前座から二つ目になっただけで、いきなり変わるなんてことはないことは分かっているんだけど、今日の志ん吉さんは、大きく見えたな。トリの出番というのは、不思議な緊張感とパワーを持っているんだろう。 |
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