2010 10,24 23:48 |
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3年ぶりに仙厓の展覧会へ。出光美術館の仙厓のコレクションは、大変充実していて見ごたえがある。
なんとも言えないユーモラスな表情の画と個性的な書は、何度も見ても飽きないし、ずっと見つめていたくなる。 以前、観た書画もたくさん展示されていたが、子供と月を観ている絵は、何度も観ても微笑ましくなり、またその類い稀なセンスに唸らされる。月を取ってくれとせがむ両手を挙げた子供の姿は、父親と一緒にいる嬉しさにまるで踊っているような躍動感がある。 今回は、布袋12題として、布袋様の絵ばかり集めたコーナーもあった。でっぷりしたお腹、なんとも平和なご尊顔は、仙厓らしいチョイスだなあと感服。 なんとなくだらんとして、ゆったりした和やかな人間の一面を捉えたところに、彼の優しさが伺える。 落語好きには、たまらない「堪忍」の作品も今回も展示されていた。 また、仙厓が愛用していた品々も今回も展示されていた。織部焼きの湯飲みとか持っているあたり、やはり粋な人だったんだろなあ。 3年前の展覧会の感想は、こちら。「仙厓・センガイ・SENGAI ―禅画にあそぶ―」 仙厓 -禅とユーモア- 出光美術館 ~11月3日まで |
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