2010 10,19 23:10 |
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火曜会を予約した時、店主の青木さんから、「名古屋からひとみちゃんという芸人さんが飛び入りするかもよ」と言われた。うーん、なんか聞いたことある名前だなあと思ったら、ぱんださんのmixi日記で読んだことあったんだ。「それで確か、女じゃないんだよねえ?」って青木さんに聞いたら、「というか、おっさんですよ」って返答が・・・。(笑)
朝太 「たらちね」 朝太さんと言えば、かわいい愛されキャラなイメージだけど、なんか今日は、渋い「落ち着き」があったなあ。隣のばあさんが、なんか良かった。ちょっとしか出てこないけどね。 こみち 「改作・明烏」 (三遊亭白鳥作) 白鳥師匠が、こみちさんのためにアレンジした、女たちの視点から見た「明烏」。 こみちさんの芸達者ぶりが縦横無尽に発揮された超エンターテイメント大作だったよ。それにしても、こみちさんは、本当に何をやらせても器用だ。「女流噺家」なんて言葉は、もはやこみちさんには無意味な表現。男の噺家でこみちさんに蹴散らされ無残に散っている輩は、すでにごまんといるね。芸もいいし、風情もあるし、何より観客を夢中にさせる魅力に溢れている。 お噺の方は、白鳥師匠らしいドタバタに溢れているが、意外や時次郎と浦里が結ばれる件は、真っ当でいい話だったりする。もっと意表ついてすっとんきょうな展開の方がいいと思うけどなあ。ちょっとしめっぽく中だるみな印象を受けた。 しかし、素晴らしきこみちワールド全快で、観客は、大いに楽しんだことだろう。 ひとみちゃん 艶歌シャンソニエ家元 正直、よく分からなかった。まあ、特に今後も分かりたいという欲求も生まれず・・・。 落語の精鋭の火曜会メンバーの中に入れるには、あまりにも芸風が違いすぎだ。 あ、天どんさんの時ならいいかも。 朝太 「らくだ」 この間の朝太の会は、アメリカに行っていて聴けなかった「らくだ」が聴けて良かった。 朝太落語の魅力は、人物表現の多彩さだ。たくさん登場人物が出てきても、一人一人とても個性的で愛すべきキャラで、表情豊かだ。間抜けな奴も怖い奴も威張っている奴もどことなく可愛さと憎めなさを持っている。市井の人間の何でもない日常だけど、それでもちょっぴりドラマチックなのがいい。 つらいことがあったばかりだけど、それを乗り越えてまた一段と成長して良い噺家になると思うよ、この人は。何があっても高座の上では、観客を喜ばす。芸人って、やっぱりすごいなあと感じた。 |
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