2010 09,09 10:26 |
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昔の職場からは至近だった国立演芸場。職場が変わってからは、ちょっと遠くなり開演に間に合いそうもないので午後半休に。涼しげだったので、着物に着替えて出かける。
開場5分過ぎくらいに着いたと思うのだけど、良い席はほぼ埋まっている状態。みな、早いなあ。サラリーマンじゃない人が多いのかなあ? 辰じん 「狸札」
前座として新規メンバーに。納得の人選。 輝くことが約束されたダイヤの原石。この人が前座なら毎回楽しみだあ。 一之輔 「錦の袈裟」 文句なく面白くて楽しい。そして、ちょっと下品な噺は、この人の真骨頂。合ってるなあ。 今日は、くすぐりが嫌味じゃなく、良かった。あんまりパワー全快より、このくらいの方がいいなあ。三之助師匠が抜けて、この人がいなかったら、研精会は終わっていただろう。 鯉橋 「だくだく」 いかにも所謂噺家風な発声と語りが懐かしくもあり古めかしくもあり、下手だとは思わないが単調で何故か眠くなってしまう。 扇里 「藁人形」 あれ、上下がきれてる。(時々変だけど) あれ、場面展開がぎこちなくない。 変わったのねえ、普通の噺家になれたのねえ。まあ、今月真打だもんねえ。 以前は、吐き気をもよおす高座だったけど、今回は嫌悪感なく見られたよ。こんなの初めて。 真打昇進披露口上 夢吉さん以外全員集合で口上。普段そんなの慣れていない人たちのそれがまた一興。 終始、一之輔さんがつまんなそうな顔してた。嫌いなんだろうね、こういうのも。 市楽 「兵庫船」 好感もてる爽やかさがあるんだけど、どうも滑舌の悪さに集中できない。 三之助 「野ざらし」 このところ、予想もつかないネタを出してくるよ。なんかいろいろ変わってきていて面白い。 二つ目から真打になっても全く変わらない人もいる。昆虫のように変体するわけではないから、突然変わらないのは当たり前だけど、真打というのを良いきっかけにして、三之助という噺家は、変わってきている。それも何か大きなものに変わってきている。 柳家を背負っていく、そんな新たな第一歩のような旅立ちの卒業口演だった。 三之助さんが研精会からいなくなっちゃうと困ることが二つ。 ・チケットがPaypal決済できなくなり、マイルが貯まらなくなる ・当日ぎりぎりの予約を頼みづらくなる 困ったなあ、誰かこのあたり引き継いでくれないかなあ。 今後、国立と日本橋公会堂で交互に開催みたい。国立はちょっと遠いけど、日本橋公会堂は、会社から徒歩数分。これからは、日本橋公会堂だけ行こうかなあ。 |
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