2010 08,14 21:21 |
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浅草演芸ホールを後にして、急いで国立演芸場へ。この日は、落語三昧の日。千葉県出身の噺家の会で、「せんのは」なのよ。
小んぶ 「金明竹」
醸しだす雰囲気が独特で、好きな前座さんの一人だ。 吉幸 「短命」
まくらが面白すぎ。内臓吐き出しちゃいそうになった。 吉幸さんの「短命」は、何度も聴いているけど、何度聴いても笑っちゃうわあ。何度言われても気が付かない男の表情と間がたまらなく可笑しい。 三之助 「船徳」 ありゃ、これって相当久しぶりの蔵出しネタじゃないの? 多分、僕は、三之助師匠で聴くの初めてだと思う。ラッキー。 隅田川での珍道中を楽しく可笑しく拝聴したぜ。 一之輔 「麻のれん」 こちらもまくらが面白すぎ。また内臓吐き出しそうになった。 そして噺も渋い。これなかなか聴けないのよねえ。人間らしい可笑しさに溢れた好きな噺なんだけどなあ。 前半の3人は、素晴らし過ぎる。高座の上ではライバルだし、こういう火花散る芸の競演はいいよなあ。それぞれが負けないぞという気持ちがその高座を高いレベルに上げていくんだよなあ。
鏡太 「代脈」
一転、これは何なの? 無意味に座布団の上で跳ね上がり、高座の上を転がり回り、後半着物の裾がはだけて襦袢やステテコが丸出しで品がない。 これで落語がしっかりしていればいいんだけど、グタグタだし。 まあ、こういうのが好きな人もいるんだろうね。客席から「かわいい」ってかけ声もあったし。 立花千豊 日本舞踊 涼しげな浴衣と青紫の照明や傘が涼を誘う。落語ばかりの中に丁度良いアクセントと前のひどい高座の口直しになったな。 馬治 「お見立て」 馬治さんって、僕の中では大人しげで物静かなイメージなんだけど、かえってそれがこういう噺ではじけて見えて面白い。熱演だった。喜瀬川がもっとつんとしたきつい女だとさらにいいと思うけどな。 |
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