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2005 09,20 23:17 |
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ヒトラーを近くで見ていた秘書の手記がもとになっているそうだが、ヒトラーやあまりに有名なその側近たちの内面への洞察がいまひとつ。あまりに特異なキャラクターが登場しすぎるため焦点がぼやけた感じがある。 そ れでも、照明を抑えたダークな映像は、実際の様子を垣間見ている感じをたまに与える。ただ、戦闘シーンもヒトラーと側近たちの会話も緊迫感も緊張感もな い。坦々と最後の12日間の事実を追うという意味では、よくできた映画だ。それにしても、ゲッペルズ、誰が描いても演じても気味が悪い。 この映画、この題材、監督がフォルカー・シュレンドルフだったら、ものすごい傑作になっていただろう。「es」のオリバー・ヒルシューゲルでは、まだまだ力不足。 ただ、最後まで飽きずに観ることができ、今年の外してはいけない映画の1本であることは、間違いない。栗3つ。 渋谷シネマライズにて。 いつの間にか全席指定制になっていた。良かった。 |
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