2005 10,09 22:34 |
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今日は、金也師匠の真打昇進披露興行を観に末廣亭へ。昼の途中から入ろうと思いましたが立ち見だということでしたので、昼席主任の川柳師匠のところから入りました。
<昼席>
川柳 オンステージ 軍歌とJAZZを歌った後、「ちょっと待っててね」と一度引っ込んで、ラテン系の衣装にギターを抱えて再登場。マラゲーニャなど、ラテンの名曲でオンステージに。寄席がライブ会場に・・・。川柳パワーに圧倒されました。 <夜席・真打昇進披露興行> 花ごめ 「真田小僧」 前座は、花ごめさん。憎たらしい小僧がよく演じられていました。 金兵衛 「反対車」 破天荒なアレンジ、動きのある高座でした。一度さげてから、もう一度さげがありました。なるほど、こうういうのもありなのね。 とし松 曲独楽 いつも思いますが、掌で独楽を回していて、穴が空かないのかしら?煙管の上で独楽が水平になるのは、いつもながら見事です。 金時 「親子酒」 金時師匠の「親子酒」は、三度目ですが、笑ってしまいました。何度聴いても可笑しいです。金時師匠の落語は、完全に僕の笑いのツボです。 小金馬 「小言念仏」 失礼ながら風貌が、この噺にぴったりです。こんな人、いるいると笑ってしまいました。 ロケット団 漫才 なかなかパワーがあって、テンポもよく面白かったです。 南喬 「幇間腹」 途中で着物を脱ぐような噺は、それまで羽織を脱がないでいる、こういうのも演出のひとつですね。たいこもちの悲しい性と可笑しさを感じました。 権太楼 世界一周豪華客船の旅 仕事で乗った世界一周豪華客船での出来事で会場を大爆笑の渦へ。夜、客船のバーに行くと権太楼夫婦だけ、フィリピン・バンドからリクエストの嵐が・・・。 紫文 鬼平半可通 いつもながら独特の雰囲気の「鬼平半可通」に笑ってしまいます。だんだんと客席を紫文ワールドに引き込んで行く手腕は、流石です。 雲助 「ざる屋」 淀みなく流れる噺の運びは、もう素晴らしいの一言です。この噺は、大爆笑という類のものではないので、技量がいりますねえ。 圓歌 「中沢家の人々」 失礼ながら、信じられないくらいお若いですねえ。「もう、山のあな、あな・・・なんて忘れちゃったよ」なんて・・・。 ジジ、ババの辛辣なネタに笑ってしまいましたが、そろそろ自虐的なものになってますねえ。 披露口上 金也 圓歌 金馬 圓丈 雲助 金也師匠の真面目でちょっと緊張した顔が印象的でした。金馬師匠の弟子に対する愛を感じましたねえ。客席と全員で三本締め、アットホームで温かい雰囲気が寄席らしいです。 圓丈 漫談 マウスとネタ帳を持参して、圓丈ワールドを展開。GoodYearやスマイルマークのアップリケの付いたお着物も圓丈師匠らしいです。 お客さんに番号をもらって、ネタ帳のそのページの小話を披露するものでしたが、爆笑、爆笑、大爆笑でお腹が痛くなりました。 金馬 「四人癖」 弟子が真打になり披露興行での主任をとることは、師匠も緊張するそうです。なんか分かりますねえ。金馬師匠、失礼ながら、とっても可愛いおじいさんです。こんな風に年を取りたいものです。四人癖、それぞれの仕草がまた、微笑ましいです。 遊平・かほり 漫才 男女の漫才って、絶対女性が強いですね。遊平さんって、世界で一番優し人に思えてしまいます。 金也 「宿屋の富」 久しぶりにこの噺を聴きました。前半の大金持ちをひけらかすところ、富くじの結果を見るところ、とっても良かったです。特に、前半の自慢話のオンパレードをさらりと言い切り見事でしたねえ。 超満員の客席、割れんばかりの拍手に送られ、新しい真打の誕生です。 幕がしまった舞台の向こうで、また三本締めの拍手が鳴っていました。仲間の噺家さんが、新しいライバルを讃えていました。 |
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