2010 07,09 23:13 |
|
3月から始まった三之助真打昇進披露興行もいよいよこの日で最後。長かったような短かったような、途中鈴本初トリ興行もあって、あたしゃ時間もお金も随分使ったよ。銚子にも行ったしねえ。(笑)
さて、オーラスの東京公演の会場は、日本橋公会堂。うちの会社から歩いて数分、助かるわー。 会場には、いつも、たまに、お見かけする三之助応援団がいっぱい。平野レミさん、小林聡美さん、日本テレビアナウンサーの鷹西美佳さんなど著名人の方々の姿も・・・。 辰じん 「狸の札」 三之助が真打昇進しビッグになっていくなか、次なる逸材が既に頭角を現している。 辰じんは、もはや別格の前座。ダイヤの原石。将来が本当に楽しみ。 ろべえ 「たけのこ」 おや、なんか最近は、とってもいいぞ。だんだんと自分のスタイルが芽生えて来ている様子。 三三 「妾馬」 おつるが殿様に見初められる段。この場面、初めて聴いた。 豆腐屋の坊主の悪行のリフレインは、もはや芸術の域。 口上 ろべえ・三三・三之助・小三治・雲助 ろべえさんの司会緊張気味だったね。雲助師匠の愛ある口上には、ジーン。小三治師匠にいたっては、最後だからかもうはちゃめちゃ。この抱腹絶倒の口上は、観覧した人だけのお土産だね。 雲 助 「笊や」 めでたい会だから、めでたく「笊や」。粋な師匠だよなあ。 小三治 「二人旅」 三之助に影響されてITを語るようになっちゃったとまるで孫の前のお爺ちゃんみたいな愛らしい一面が微笑ましく・・・。 今回の披露目興行では、ほとんど「二人旅」だったけど、まるでそれは師匠と弟子の人生の旅を象徴しているかのようだった。 世津子 奇術 いつも通り。 三之助 「青菜」 涼しげな前半と暑苦しい後半。 意表つくアレンジや創作落語が流行る昨今、本当は、本寸法の古典落語を演じる方がずっとずっと難しい。何せ、観客はその全てを知っているから。その前提で笑わせる、心を動かす、それが芸だ。 柳家の落語が受け継がれ、新しい時代にも輝きを伝え始める、それを実感させる本当に素敵な夜だった。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |